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世界に挑戦する日本人20

「3年ぶりに海外でお給仕できる」メイド姿の実力派ハードロックにギャップ萌え

2022年08月31日(水)13時11分
大橋 希(本誌記者)

コロナ禍で見つけたこと

16年3月には、米シアトルで開催された日本文化紹介イベントで初の海外ライブ。その約2カ月後にメジャーデビューし、国内ツアーのほか、欧米を中心に毎年ワールドツアーも行ってきた。

今年10月、コロナ禍で止まっていた海外ツアーを再開し、全米10州14都市を回る。チケットは完売間近だ。「3年ぶりに海外でお給仕できるのでドキドキ感がすごく、その気持ちが現地で爆発しそうですっぽ」と、小鳩は言う。

ライブを大切にする彼女たちにとって、有観客ライブができないのはつらいこと。だが、マイナス面ばかりではなかったと2人は口をそろえる。

デビューから走り続けてきた速度をいったん落とし、ゆっくり曲を制作し、新たなチャレンジをする時間ができた。配信ライブの開催も非常に大きかった。思ってもいない国、行ったことのない国にも自分たちの音楽を聞いてくれる人々がいると分かったからだ。

「コロナの期間にも新しいファンと出会えた。その人たちに実際に会いに行くことを目標に、また飛躍していけたらいいな」とSAIKIは話す。

世界征服へ向けて、進むべき地図は広がり続けている。

BAND-MAID
Band-Maid
●ミュージシャン

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