最新記事

K-POP

インド人初のK-POPスター誕生へ 4000人から選ばれた18歳の少女

BTS Fan Shreya Lenka Joins Girl Group Blackswan, Becomes First K-Pop Star From India

2022年06月10日(金)18時08分
ジェニファー・マノンド
BLACKSWAN

BLACKSWANの4人に2人の新規メンバーが加わった @drenter_official/Instagram

<EXOのミュージックビデオに衝撃を受けたことがきっかけで、K-POPに魅了されたインドの少女がアイドルになる夢を掴んだ>

何カ月にも及ぶダンス練習やボイストレーニングを経て、インド人のシュレヤ・レンカが、芸能事務所「DRミュージック」が手掛ける韓国の多国籍ガールズグループ「BLACKSWAN(ブラックスワン)」の新メンバーに選ばれた。

ブラックスワンは2020年11月にオリジナルメンバーのヘミが詐欺騒動を受けて脱退。その後、新メンバー選抜のために全世界を対象としたオーディションを開催。インド東部オディシャ州出身のレンカ(18)は、そのオーディションに応募した4000人を超える志願者の中からメンバーの座を勝ち取った。

「スリヤ」の芸名で活動することになるレンカは、GQインド版に対して、DRミュージックに編集を加えていない歌とダンスの動画を提出したところ、2021年1月に(オーディションの)ファイナリストに選ばれたと語った。彼女は同年12月に韓国・ソウルに引っ越して最終訓練を受け、先日ブラジル出身のガブリエラ・ダルシンと共に新メンバーとしてお披露目された。

@drenter_official/Instagram


DRミュージックは5月に、インスタグラムの公式ページで「Cygnus」と呼ばれるグローバルオーディションを通過した第1期訓練生として、レンカとダルシンの写真を紹介した。

レンカは幼稚園の頃から、本格的にヒップホップ、フリースタイルとコンテンポラリーダンスの訓練を受け、また仕草や顔、足の動きを通して歌を表現するインドの古典舞踏「オリッシー」も習ってきた。

一人のファンから本物のK-POPアイドルに

彼女がK-POPに興味を持ったきっかけは、友人が見せてくれた韓国ボーイズバンドEXO(エクソ)のヒット曲「Growl」のミュージックビデオだった。すっかりエクソのファンになった彼女は、同曲のダンスのステップを覚え、気がつくとBTSやPSY(サイ)、ブラックスワンやBLACKPINK(ブラックピンク)など、さらに多くのK-POPアーティストのファンになっていた。

レンカは以前、厳しいオーディションと6カ月に及ぶトレーニングを乗り越えた今でも、まだ自分が本当に「一人のファン」から「K-POPアイドル」になるというのが信じられない思いだと語っていた。

「K-POPアイドルになる夢が本当に叶ったなんて、信じられない」と彼女は6月に入ってインドのメディア「WION」に述べ、さらにこう続けた。「家族や友人の反応は、本当にプライスレスだった。彼らの驚きや祝福の声を聞きたいとずっと願ってきた私にとって、かけがえのないものだった」

ブラックスワンは元々「RaNia(ラニア)」として、2011年に結成された。メンバーには韓国人のヨンフンとジュディ、ブラジル人と日本人のハーフでブラジル国籍を持つレア、西アフリカのセネガル生まれでベルギー国籍を持つファトゥがおり、国際色豊か。これまでに複数のシングルと2枚のアルバムをリリースしている。

@blackswan___official/Instagram
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

英予算責任局、予算案発表時に成長率予測を下方修正へ

ビジネス

独IFO業況指数、11月は予想外に低下 景気回復期

ワールド

和平案巡り協議継続とゼレンスキー氏、「ウクライナを

ワールド

中国、与那国のミサイル配備計画を非難 「大惨事に導
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    むしろ足止め歓迎! 世界の風変わり空港9選

  • 3

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 4

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 5

    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 3

    むしろ足止め歓迎! 世界の風変わり空港9選

  • 4

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 5

    女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    加工した自撮り写真のように整形したい......インス…

  • 3

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 4

    ハリウッド大注目の映画監督「HIKARI」とは? 「アイ…

  • 5

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:世界も「老害」戦争

特集:世界も「老害」戦争

2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に