コンバース「チャック・テイラー」 あなたの履いているスニーカーの由来になった伝説の営業マンの物語
A True American Dream

敏腕セールスマンの仕事術はビジネスシーンのヒントにも upungato-iStock
<根強い人気を誇るコンバースの「チャック・テイラー」。その由来になった元セミプロ選手が体現したアメリカンドリームとは>
その人物の名前が付いたスニーカーを履いたことがある人は多いだろう。私もその1人だ。これまで何足持っていたか覚えていない。最初の1足は小学生の頃。今も自宅の靴箱に、新しいのが1足入っている。13歳の娘も最近、赤色のそのスニーカーを買った。おしゃれなのだと言う。娘の友人たちもみんな同じように思っている。
「チャック・テイラー」と名付けられたスニーカー(日本ではオールスターという呼び名で知られている)が登場したのは第二次大戦前のこと。このテイラーという人物は、マイケル・ジョーダンのような有名スポーツ選手だったわけではない。有力シューズメーカー、コンバースのスニーカーに名前を冠することになったのは、アメリカ屈指のセールスマンとしての功績のたまものだろう。
テイラーは1901年にインディアナ州で生まれた。バスケットボールというスポーツが生まれたのも、その少し前、1891年のことだった。テイラーは地元の高校でバスケットボールのスター選手になり、高校卒業後はいくつものセミプロチームでプレーした。
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バスケットボールの人気は、アメリカ中の高校や大学に一気に広がった。この時期、テイラーはコンバースのセールス部門に就職した。
「バスケットボールシューズは、放っておいても売れる商品ではないと、テイラーは働き始めてすぐに気付いた」と、新著『キックス──スニーカーのアメリカ史』でジャーナリストのニコラス・スミスは記している。スミスによれば、テイラーのキャリアを方向付けたのは母親との会話だった。
「シューズが必要なのは、どういう人たちなの?」と、母親はあるとき尋ねた。
「バスケットボール選手だよ」と、テイラーは答えた。
「選手のためにシューズを買うのは誰?」
「コーチとか高校の関係者だ」
「お前は売り込み相手を間違っている」と、母親は言った。「コーチにシューズを見てもらえばいいのに」
テイラーは、母親のアドバイスどおりに行動した。セミプロ選手としての実績、バスケットボールへの深い愛情と豊富な知識が強みになった。
コンバースのスニーカーは今やアメリカ文化の一要素になっている BETTMANN/GETTY IMAGES
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