ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
Scans Reveal Unknown ‘Voids’ in Giza Pyramid
メンカウラー王のピラミッドは、ギザの三大ピラミッドの1つだ Aleksandra Tokarz-shutterstock
<メンカウラー王のピラミッドには、少し奇妙な構造物がある。これがピラミッド内部のもう1つの入り口なのかもしれない>
エジプトのギザのピラミッド内部に、未知の空洞が二つ発見された。ピラミッドに存在すると長らく噂されてきた「失われた入口」の謎を解き明かすカギになるかもしれない。
今回新たに発見された空洞は、ギザの三大ピラミッドのうち最も小さいメンカウラー王のピラミッド内部に存在している。
高さ約60メートルのこのピラミッドは、古代エジプト第4王朝期、紀元前2510年頃に完成したとされ、その名の通りメンカウラー王の墓として造られた。
メンカウラー王のピラミッドには、磨き上げられた高さ約4メートル、幅6メートルの花崗岩のブロックが整然と配置されている。考古学者たちは長年にわたり、ピラミッド東側の外壁にあるこの構造に頭を悩ませてきた。
磨き上げられたブロックは、現在知られている入口があるピラミッドの北側周辺にしか見られない。この東面の構造について2019年、研究者のステイン・ファン・デン・ホーベンは「もう一つの隠された入口があるのではないか」との仮説を立てていた。
【参考文献】
Helal, K., Pugacheva, P., Allam, H., Fath-Elbab, M., Sholqamy, M., Popovych, O., Schmid, S., Maier, B., Galal, A., Ramirez, A., Rupfle, J., Taie, K., Ali, M., Sessa, C., Schumacher, T., Hawass, Z., Tayoubi, M., Grosse, C. U., Helal, H., & Elkarmoty, M. (2025). Detection of two anomalies behind the Eastern face of the Menkaure Pyramid using a combination of non-destructive testing techniques. NDT & E International, 155.






