最新記事
ヘルス

肩こりや腰痛に悩む人がハマる大きな失敗 「姿勢をよくする」ことが体をゆがませる

2021年7月25日(日)13時35分
大橋しん(理学療法士、アレクサンダー・テクニーク国際認定教師) *PRESIDENT Onlineからの転載

肩こりや腰痛の根本原因は「姿勢の悪さ」だといわれる。それでは、どうすれば姿勢はよくなるのか。リハビリを支援する理学療法士であり、アレクサンダー・テクニーク国際認定教師の大橋しん氏は「そもそも頑張って姿勢をよくしようとすることが間違い」という――。

※本稿は、大橋しん『魔法のフレーズをとなえるだけで姿勢がよくなるすごい本』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

心身の緊張が体をゆがませる

姿勢をよくするためには、「姿勢が崩れてしまう原因」を正しく認識しなければなりません。いろいろな答えがあるでしょうが、私の答えははっきりしています。

私たちが無意識のうちに、心身を緊張させ、かためてしまっているからです。

赤ちゃんのときから姿勢が悪い人なんて、いませんよね。周りの人がすべてお世話をしてくれますし、嫌なことがあっても、泣けば誰かがケアしてくれます。心身を緊張させる必要もない、いわばとても幸せな時期です。

でも、成長すれば幼稚園や小学校という「社会」に入らなければなりません。中高生にもなれば、人間関係の悩みも増えていきます。大人になれば、仕事や家庭に対する責任もあるでしょう。嫌なことがあったり、心配事やストレスを抱えているとき、私たちは赤ちゃんのように泣き叫ぶことはできません。その場から逃げ出したり、責任を投げ出すことも、なかなか難しいでしょう。

すると、どうするか?

その場を乗り切るために、体をグっとかためてしまうんです。

この、体をグッとかためてしまう状態を、私たちは何十年も続けています。心身の緊張が、ゆがみやカチコチのかたまりとして蓄積された結果、出来上がるのが「悪い姿勢」です。

姿勢が悪いと、当然注意されたりします。「背筋をピンと伸ばしなさい」「もっとシャキっとしなさい」私も何度も言われて、そう努力してきました。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

衆院選、自民単独で300議席超 維新と合わせ3分の

ワールド

選挙終盤に響いたママの一言、「戦争の足音」感じた有

ワールド

衆院選きょう投開票、自民が終盤まで優勢 無党派層で

ワールド

イスラエル首相、トランプ氏と11日会談 イラン巡り
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 2
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 3
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本版独占試写会 60名様ご招待
  • 4
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 5
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 6
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 7
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 8
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 9
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 10
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 8
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中