「現代アート」の起源は第一次世界大戦だった...芸術はなぜ社会と向き合うようになったのか?
《南瓜》 photo:Keiko Nakanishi
<「現代アート=1945年以降」説を再検証。近代の終わりと芸術の転換点について>
「ベネッセアートサイト直島」を成功に導くなど、アートの価値を問い続けてきた美術評論家が、その本質を読み解くために示した「見取り図」とは? 話題書『芸術の価値とは何か──AIが奪い尽くすからこそ、アートに解がある』(中公新書ラクレ)より「第1章 現代アートとは何か」を一部抜粋・転載。
現代アートの起源は第一次世界大戦
大学や美術館などでアートファンの方と向き合っていると、「現代アートってどの時代から始まるんですか?」とよく聞かれます。美術史の専門書などを紐解くと、一応は第二次世界大戦が終わった1945年以降につくられた作品が「現代アート」と括られることが多いようです。
ただ、「ダダ」や「シュルレアリスム」といった今の現代アートのベースになっている芸術運動は1910年代~20年代に生まれているので、起源はどこにあるか? というと、私は第一次世界大戦頃にあるのではないかと考えています。というのも、第一次世界大戦はまさに人類の歴史にとって大きな転換点だったからです。
第一次世界大戦は、人類がはじめて経験した世界規模での大戦争でした。ヨーロッパの多くの地域が戦場となり、戦争の概念も大きく変わります。戦闘機や毒ガス兵器など殺傷力の高い新兵器は人間の身体を容赦なく破壊し、長引く塹壕戦は兵士たちの精神を狂わせました。
国家同士の大規模な戦闘によって街は瓦礫と化し、人々の心は深い絶望に包まれていきます。いわば、近代主義や機械文明のネガティブな面がすべて明るみに出たのが第一次世界大戦だったのです。
戦争は芸術家にも多大な影響を与えました。近代文明に対する疑念を抱いた芸術家たちは、人間の内面を深く探求するようになります。
その結果、シュルレアリスムやダダイズムといった芸術運動が生まれます。シュルレアリスムは、人間の潜在意識や無意識に着目し、夢のなかのような不確かな世界をキャンバスに描き出します。
一方、ダダイズムは戦争への反発から、徹底した反戦思想を掲げました。「戦争を起こす文明そのものを嘲笑う」という姿勢で、詩やパフォーマンス、コラージュといった多様なメディアを通じてその思いを表現しました。
また、敗戦国であるドイツで生まれたドイツ表現主義では、風刺的な視点も交えつつ、作品のなかで戦争の残酷さや階級格差、貧困などの社会的矛盾を鋭く告発しています。
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