意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「日本産ミュージカルの夢」に賭ける理由【独占インタビュー】
THE PRINCE’S NEXT ACT
──『下町ロケット』(2015年)での連続ドラマデビュー以降、歌番組、バラエティーと活躍の場を広げていくなかで、どんな戦略が?
とにかく爪痕を残すことを考えた。バラエティー番組に出たら、投げキッスをして「プリンスです」と。当時「プリンス枠」が意外に空いていて、郷ひろみさん、及川光博さん、その次はケンティー(中島健人)までいない。
「ミュージカル界のプリンス」として覚えてもらおうとセルフプロデュースしていった。
その頃『アナと雪の女王』『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』といったミュージカル映画が次々にヒットした追い風もあり、ミュージカルというワードが広く浸透していった。
こうした積み重ねなどもあって、今では歌番組の中にミュージカルコーナーができたり、ミュージカル俳優がテレビ出演する機会が増えてきたりと、願ってきた環境が整いつつある。
──世界では映画『ウィキッド』を機に、ミュージカル映画への注目が再び高まった。
『ウィキッド』には、ミュージカル映画の新しい可能性を感じた。多くのミュージカル映画が、俳優の演技を撮影した後でスタジオ録音の歌をかぶせているのに対し、この作品では、俳優たちが芝居の現場で生で歌っている。
芝居する感情のままに臨場感を持って歌うことで、映像ならではの繊細さと、舞台のようなダイナミックな感情表現がうまく融合し、生の舞台の延長線上にあるような作品に仕上がっている。
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