【インタビュー】「4回転の神」イリヤ・マリニンが語った「五輪後の目標」...「5回転ジャンプ」も既に成功か
SKATING TO VICTORY

母のタチアナ・マリニナと父ロマン・スコルニアコフ(2人ともウズベキスタン代表として五輪出場経験を持つ)の指導を受けてきたマリニン(自らは米バージニア州生まれ)は、完璧さの追求より、フィギュアスケートという競技の可能性を押し広げることを目指している。
彼は高度な技術とスタイリッシュな演技を組み合わせて、最近まで禁止されていたバックフリップ(後方宙返り)や、独自に開発した「ラズベリー・ツイスト」などの大技もプログラムに盛り込んできた。
ラズベリー・ツイストは、空中で体を横に倒して1回転するというアクロバティックな技だ。この技の名称は、マリニンというファミリーネームがロシア語でラズベリーを意味することに由来する(一家のルーツはロシアにある)。
マリニンは、今季のフリーの曲に自らの声によるナレーションを含めている。「真の英知とは、自分が何も知らないと知ること」──プログラムの冒頭でマリニンの声が会場に流れる(これは古代ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉とされている)。その後、ナレーションの言葉はこう続く。「失われているものは、未知の領域にある。嵐を受け入れよ」
「変化のプロセスを示したいと思った」と、マリニンは説明する。「成長するためには、変化のプロセスを見いだし、自分が何をやりたいのかを知らなくてはならない」





