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今年も「ネイキッド・ドレス」がセレブ界を席巻...「裸なのに露出じゃない」? 思わぬ進化を遂げる

Why the Naked Dress in 2026 Isn’t Naked at All

2026年2月11日(水)19時21分
マリア・アズーラ・ボルペ

ネイキッド・ドレスの発祥は18世紀のフランス

ロサンゼルスを拠点とするスタイリストで、ファッションおよびハリウッド史研究家のエイプリル・クレマーは本誌に対し、2人のネイキッド・ドレスはどちらも生身の身体を隠し、理論的にはプライバシーや慎みを保ちながら、非常に「挑発的」な瞬間を演出したと語る。「これらは理想化された身体、そして人間の身体の美を示している」

クレマーによれば、ネイキッド・ドレスの発祥は18世紀後半のフランスの貴婦人たちが、薄手のモスリンのシュミーズドレスをさらに水に濡らして透け感を高めていた時代に遡る。それ以降、こうしたドレスは身体を隠している印象を与えるのと同時に、身体のラインや、時にはそれ以上のものを見せることで見る人を挑発してきたという。

「ローンとクルムの最近のドレスは、その逆を行っている」と彼女は言う。「全体としてこのトレンドは、現実そのものよりも『AIが生成した現実』の投影へと移行する流れと重なっている」

2026年版のネイキッド・ドレスは、単なるトレンドにとどまらない意味合いを持つ。人々が外の世界に対し、自身の身体および自分自身をどのように提示するのかという対話なのだ。何をさらけ出すのか、そのどこまでが現実なのか、あるいは幻想なのかを問いかけている。

作家でファッション史家であるロバート・オサントは本誌に対し、1990年代から2000年代初頭にかけてのジュリアン・マクドナルドやトム・フォード、ヴェルサーチのネイキッド・ドレスは、軽やかなシルクを身体にまとわせ、引き締まった肌の一部を露出させるものが多かったと語る。今回のローンのドレスはその延長線上にありつつ、さらに反骨的な姿勢を帯びているという。

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