「おまえは俳優じゃない。ただの映画スターだ!」──「本当のニコラス・ケイジ」を探し求める、本人主演作とは?
Nicolas Cage in Search of Self
低迷を乗り越えた先に
一方、互いの顔を移植した2人の男の対決を描く『フェイス/オフ』は、ケイジ的アイデンティティーの謎を正反対の方向へ推し進めた。ここでは、大物スターとしてのケイジの人格が、これまた大物スターであるジョン・トラボルタの肉体にはめ込まれ、トラボルタという個性がケイジの肉体に移される。
公開当時は酷評された『バンパイア・キッス』(89年)での怪演以来、表現主義的な演技を追い求めてきたケイジにとっては絶好のチャンスだった。
その演技が頂点に達するのが、中身は高潔なFBI捜査官だが、凶悪テロリストとして振る舞うケイジが、暴力への嫌悪と喜びを同時に表現する場面だ。大物スターのカリスマが重なり合い、重層的な演技が披露されている。
12年ほど前、筆者はケイジのキャリアを振り返る記事を書いた。主演したディズニー映画『魔法使いの弟子』の公開直後で、公私の両面で厳しい時期を迎え始めていた頃だ。
その後の約10年間、ケイジはふさわしい役を求めて苦闘し、悪名高い浪費癖(あのレオナルド・ディカプリオに競り勝って、恐竜の頭蓋骨の化石を27万6000ドルで落札した過去もある)のせいで、金銭問題に苦しむことになる。
83年の出演作『ヴァレー・ガール』で、あの独特の眉毛がシャワーカーテンの上から現れるのを見て以来愛し続けてきた異色の俳優が、平凡なハリウッド大作の迷宮へ消え去るのではないか......。
だが十数年前に抱いた、そんな懸念は間違っていた。ケイジのキャリアを総括するのは、当時も今も時期尚早だ。12年後にまた、振り返ってみることにしよう。
THE UNBEARABLE WEIGHT OF MASSIVE TALENT
『マッシブ・タレント』
監督╱トム・ゴーミカン
主演╱ニコラス・ケイジ、ペドロ・パスカル
日本公開中
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