最新記事

映画俳優

失語症のブルース・ウィリス、現妻と元妻、合わせて5人の娘たちとの家族写真に「元気そう」とファン安堵

2022年12月19日(月)18時20分
千歳香奈子
ブルース・ウィリス

台本が読めない、台詞が覚えられないなど演技に支障が出てきたことから引退するに至ったブルース・ウィリス(2019年1月、ロンドン) Henry Nicholls-REUTERS

<元妻デミ・ムーアと現妻エマ・ヘミング、合わせて5人の子供たちと愛犬に囲まれて笑うブルース──幸せそうな家族写真にファンは安堵。全員一緒の写真が公開されたのは引退後初めて>

認知機能に影響を及ぼす失語症を理由に今年3月末に俳優を引退したブルース・ウィリスが、現妻と元妻、そして5人の子供たちに囲まれ、笑顔を見せる近影が公開された。2000年に離婚したデミ・ムーアが、「私たちは家族!!ホリデー気分を楽しもう!」とキャプションを添え、インスタグラムに大きなクリスマスツリーをバックに一足早いクリスマスを楽しむ様子を投稿した。

【写真】元妻と現妻、5人の娘たちに囲まれて笑顔のブルース

複数公開された写真の1枚目には、デミが「ブレンデッド・ファミリー(混合家族)」と呼ぶ一家8人と愛犬が写っている。混合家族とは、ブルースを中心に現妻エマ・ヘミングと2人の娘メイベルとイブリン、そしてデミとその娘たちであるルーマー、スカウト、タルーラという、前と今の家族が合体した大ファミリーのこと。ブルースがエマと再婚した後も親しい関係を続けているデミは、新型コロナウイルス感染症の拡大によるロックダウン中も一緒に隔離生活を送るなど、一風変わった家族の在り方を公開して話題になっていた。

ブルースの引退発表も混合家族全員の連名だったが、8人が一堂に会した写真が公開されたのは引退後これが初めてで、他にもエマとブルースが食卓を囲む姿やデミとタルーラ、ブルースの親子3人が並ぶ写真も投稿されており、いずれもブルースは満面の笑みを浮かべ、幸せそうな家族の姿が見て取れる。久々の家族写真を見たファンは、元気そうな姿に安堵し、喜びの声が上がっている他、「素晴らしい家族愛」を称賛するコメントも多く寄せられている。

エマを献身的にサポートしたデミ

脳の損傷が原因で起こる言語障害の一種である失語症は、「聴く」「話す」「読む」機能が失われるため、引退前は台本が読めない、台詞が覚えられないと言った問題が撮影現場で度々起きていたことが伝えられている。引退後は家族でひっそり暮らしており、自宅裏庭で友人とバスケットボールを楽しむ姿や、夏休みに家族旅行に出かけた様子をエマが稀にSNSに投稿している以外、病状や近況についてほとんど明かされていない。

【動画】友人たちとバスケを楽しむブルース

しかし、レーダーオンラインによると、病気は確実に進行を続けており、すでにほとんど言葉を話すことができず、会話を理解するのも難しい状態になっているという。デミは一家の大黒柱であるブルースが失語症と診断されてからは、子育てと介護に追われるエマを献身的にサポートし、時間が見つけては夫妻の自宅に通い、一緒にいられない時は電話で自身の声を聞かせていると関係者は明かしている。それでも残された時間があとどれだけあるのか誰にも分からず、家族は「ただ愛していると伝え、クリスマスに奇跡が起こることを祈るしかない」状況だという。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米・イランが間接協議、域内情勢のエスカレーション回

ワールド

ベトナム共産党、国家主席にラム公安相指名 国会議長

ワールド

サウジ皇太子と米大統領補佐官、二国間協定やガザ問題

ワールド

ジョージア「スパイ法案」、大統領が拒否権発動
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバいのか!?

  • 3

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイジェリアの少年」...経験した偏見と苦難、そして現在の夢

  • 4

    「まるでロイヤルツアー」...メーガン妃とヘンリー王…

  • 5

    時速160キロで走行...制御失ったテスラが宙を舞い、4…

  • 6

    日本とはどこが違う? 韓国ドラマのオリジナルサウン…

  • 7

    チャールズ英国王、自身の「不気味」な肖像画を見た…

  • 8

    「裸に安全ピンだけ」の衝撃...マイリー・サイラスの…

  • 9

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 10

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 7

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 8

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 9

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中