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AIが「自動で住宅ローンを安くしてくれる」未来がすぐそこに...進化するAIが変える金融と経済

MONEY’S NEW DIGITAL FUTURE

2026年2月26日(木)16時45分
ポール・ローズ (ジャーナリスト)
ドル札のドット絵

ILLUSTRATION BY CARL DE TORRES

<急速に発展するAIの影響は金融分野にも及ぶ。AI技術は人々をより豊かにするのか、富と所得の不平等を拡大するのか>

セバスチャン・シェミアトコフスキー(44)は銀行家には見えない。フィンテック企業クラーナのCEOらしく、いかにもテック業界の若きエリートという服装だ。眼鏡、ジーンズにTシャツ、紺のボタンダウン、フランスの高級ブランド・セリーヌのスニーカーという格好で、早朝の取材に駆け込んでくる。

【動画】シェミアトコフスキーが語る、AIが銀行と雇用に与える影響

遅くまで「バイブコーディング(AIに大まかな指示を与えるだけで、AIがコードの大部分を生成するプログラミング手法)」をしていたと言う。JAVA(ジャバ)やC#(シーシャープ)といったプログラミング言語ではなく、友人サム・アルトマン率いるオープンAIのチャットGPTのような大規模言語モデル(LLM)との対話でバイブコーディングしていたそうだ。


「人生で唯一後悔しているのは、プログラミングを学んでエンジニアにならなかったことくらい」だと、ストックホルム商科大学卒のシェミアトコフスキーは語る。「自慢するわけじゃないけど」

シェミアトコフスキーが2005年に母国スウェーデンで友人たちと共同設立したクラーナは、たちまちヨーロッパ全域に拡大した。いわゆる「BNPL(Buy Now, Pay Laterの略)」、つまり、いま買って後で支払う後払いサービスで、オンラインで購入した商品の代金を3〜4回まで無金利で分割払いできる。

シェミアトコフスキー

シェミアトコフスキーは銀行のお堅いイメージの払拭に努めている LUKE SMITH

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