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中国のレアアース輸出規制の発動控え、大慌てになっている業界

2025年10月26日(日)17時00分

ライナー氏によると、スウェーデンなどの国には多くのレアアース資源が存在するが、鉱山や精製能力が整っていない。また、重稀土類レアアースに関しては中国が世界の精製能力の99.8%を支配し、他の供給源はほぼ存在しない。「当社はほぼ完売状態で、在庫も限られている」という。

レアアースは中古自動車からリサイクルすることも可能だが、この産業はまだ発展途上だ。

<既に在庫が枯渇>

中国の供給業者が11月8日の輸出管理実施前に新規注文を履行できたとしても、欧州への海上輸送には45日ほどかかり、自動車業界はレアアースの供給ボトルネックという難題に直面している。中国はまた、リチウムイオン電池や電池素材の輸出にも制限を設けており、EVの部品供給への懸念が高まっている。

さらに先週は中国とオランダの間で、オランダの半導体メーカー、ネクスペリアを巡る知的財産権紛争が発生。同社が自動車部品向けに大量の半導体を供給していることから、工場が操業停止に追い込まれるとの不安が高まった。自動車メーカーは米関税の影響という課題にも直面しているが、レアアースを通じて業界を支配する中国の影響力は最も厄介な問題の1つだ。

トヨタ自動車北米部門の購買・サプライヤー開発担当グループのライアン・グリム副社長は「中国は2カ月で自動車業界全体を停止させることができる」と述べた。現代自動車向けの磁石サプライヤーの幹部は、今年初めに在庫を積み増したものの、「ほとんどは既に枯渇し、供給がひっ迫している」と話した。

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