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中国、日本産牛肉の一部の輸入解禁 日本の狂牛病発生以来20年ぶり

2019年12月23日(月)09時17分

中国税関総署は、一部の日本産牛肉の輸入を解禁すると明らかにした。仙台で2017年撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

中国税関総署は、一部の日本産牛肉の輸入を解禁すると明らかにした。日本でのBSE(牛海綿状脳症)発生に伴い、中国は2001年から日本産牛肉の輸入を禁止してきたことから、約20年ぶりの解禁となる。

対象となるのは月齢30カ月以下の牛の骨なし肉。

税関総署と農業農村省は19日付の通知で、リスク評価を実施した結果、一部の日本産牛肉の輸入解禁を決定したと明らかにした。検査・検疫の要件については別途決定するとした。

税関総署と農業農村省は19日付の別の通知で、一部の日本産豚肉の輸入を認めることも明らかにした。

中国では豚コレラのまん延により深刻な肉不足が生じ、豚肉価格は記録的な水準に上昇している。

[北京 22日 ロイター]


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