プレスリリース

文字商標「世界メシア教」を巡る裁判に完全勝訴 知的財産高等裁判所による判決が確定

2024年06月11日(火)16時00分
世界メシア教(教主:岡田陽一/理事長:成井圭市郎)は、特許庁に登録した文字商標「世界メシア教」に関して、MOA美術館の運営で知られる宗教法人世界救世(きゅうせい)教(教主:渡瀬信之/管長:長澤好之)が提訴していた一連の裁判に「完全勝訴」したことをご報告いたします。


1. 訴訟の経緯
当教団は、平成30年10月に文字商標「世界メシア教」を特許庁に出願したところ、宗教法人世界救世教は2度にわたって反対意見を提出するも、特許庁は令和元年12月に商標登録を認めました。
特許庁が商標登録したことに対し宗教法人世界救世教はさらに異議申立てを行いましたが、特許庁は商標登録の維持を決定。
その後、宗教法人世界救世教は、商標の無効審判請求を行いましたが、特許庁は宗教法人世界救世教の主張を一切認めず、令和5年9月21日にその申立てを退け、当教団による「世界メシア教」の商標登録を認めました。
宗教法人世界救世教は、商標登録を認めた特許庁の判断が間違っており、商標の登録を取り消すべきである旨を主張し、令和5年10月に知的財産高等裁判所へ提訴するにまで至りましたが、同裁判所は令和6年5月21日、原告である宗教法人世界救世教の請求をすべて棄却する旨の判決を言い渡しました。
宗教法人世界救世教はこの判決に対し、最高裁判所に上告しませんでしたので、判決は確定し、当教団が完全勝訴いたしました。


2. 知的財産高等裁判所での訴訟の概要
原告 :宗教法人世界救世教
被告 :世界メシア教(当教団)
原告側請求:特許庁が「世界メシア教」の商標登録を認めて宗教法人世界救世教の申立てを棄却したことに対し、その審決を取り消すもの。


3. 知的財産高等裁判所の判決
「主文:1 原告の請求を棄却する。2 訴訟費用は、原告の負担とする。」との言い渡しがなされました。
判決文において、宗教法人世界救世教のすべての請求が棄却され、主張もすべて排斥されているため、当教団の完全勝訴となります。


■世界メシア教
世界メシア教は、教祖・岡田茂吉(尊称:明主様 1882―1955)が、1935年に立教した大日本観音会を起源としています。教祖は1950年に宗教団体名を世界救世(メシア)教に改名し、キリスト教と呼応して人類の善導と救済、地上天国建設に努めていくことを宣言しました。当教団は、その思いを継いだ、教祖の孫の四代教主・岡田陽一と、その教主の代行及び後継者である岡田真明のもと、「キリスト教の完成版」という自負心をもって活動を行っています。

所在地: 〒413-0006 静岡県熱海市桃山町27-1
代表者: 成井圭市郎
URL : https://www.sekaimeshiakyo.org/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ECB、利下げ急がず 緩和終了との主張も=10月理

ワールド

米ウ協議の和平案、合意の基礎も ウ軍撤退なければ戦

ワールド

香港の大規模住宅火災、ほぼ鎮圧 依然多くの不明者

ビジネス

英財務相、増税巡る批判に反論 野党は福祉支出拡大を
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果のある「食べ物」はどれ?
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 6
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    ウクライナ降伏にも等しい「28項目の和平案」の裏に…
  • 9
    7歳の娘の「スマホの検索履歴」で見つかった「衝撃の…
  • 10
    ミッキーマウスの著作権は切れている...それでも企業…
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 5
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 6
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 9
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 10
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中