[ロン‍ドン 4日 ロイター] - スターマー英首相(労働党)は4日の英公共放送BBCのインタビューで、政権交代前の保守党政権で相次いだ首相交代は「国益にかなわない」と主張し、1年後も首相を続投していることに意欲を示した。スターマー氏は支持率低迷にあえいでおり、首相交代の臆測が飛び交っている。

労働党は2024年の総選挙で大勝したが、最近の世論調査では右派ポピュリスト政党「リフォームUK」に後れを取っている。

5月のイングランドとウェールズ、スコットランドでの統一地方選に関してスターマー氏は自身の政権に対する「信任投票」ではないとしつつ、労働党は「あらゆる票の獲得を目指して戦う」と語った。一方で「⁠次の選挙では国民にとって最も重要な課題で成果‍を上げたかどうかの審判を受けるし、私も審判を受けることを分かっている」とも言及した。

不本意な選挙結果に終わり、労働党党首の座が脅かされた場合には辞任‍する可能性があるかどうかを尋ねら‍れると、自身は続投する意志を表明。背‍景として「(保守党の)前政権下では指導部や陣営が二転三転し、それは完全な混乱、完全な混乱を招き、保守党が前回選挙で徹底的に敗北した理由の1つだ」とし、「誰もあの状態⁠に戻りたくはない。それは国益に反する。その混乱の道を進むとどうなるかは、⁠結果が物語っている。‍私はそのような混乱に連れ戻すつもりはない」と訴えた。

保守党政権下ではジョンソン氏が22年に首相辞任に追い込まれ、後任のトラス氏が英国史上最短の在任期間で退任を余儀なくされた。後継となったスナク前首相は24年の総選挙で労働党に大敗し、下野した。

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