プレスリリース

2024年問題のカギとなる中堅社員の背中を押すモデルプログラム「PUSH AHEAD」をリリース

2024年03月27日(水)13時00分
インパクトジャパン株式会社(本社:中央区築地、代表取締役社長:戒能 祥哲、以下 当社)と株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所(本社:千代田区九段北、代表取締役社長:横田 尚哉、以下 FA研究所)は、共同企画した人材開発モデルプログラム「PUSH AHEAD(プッシュ・アヘッド)」を2024年3月29日(金)にリリースします。2024年問題で注目される業界でなくとも、日本では広く生産性向上が求められています。そのカギとなる担い手として期待される、現場リーダーなどの中堅社員に、業務改善の実践の場を提供し、その成長を支援する、背中を押すようなプログラムです。


■プログラム開発の背景
社会への影響が大きい2024年問題。きっかけは、働き方改革の一環としての労働基準法の改正により、2019年4月から施工された時間外労働の上限の規制です。物流や運送、建設、医療などの業界については5年間の猶予期間が定められていたため、現在注目されています。したがって、元々は業界を問わず対応が迫られている問題です。

実際、先行して取り組んでいる企業がうまくいっているかといえば、そうではありません。日本の労働時間当たりGDPは、経済協力開発機構(OECD)のデータでも下から数えたほうが早いです。
https://data.oecd.org/lprdty/gdp-per-hour-worked.htm#indicator-chart

こうした事態に危機感を募らせる経営者は多いことでしょう。一方、一般社員についてはどうでしょうか。この点、当社は、クライアント企業の悩みや研修参加者のコメントなどを踏まえ、次のように仮説を立てました。
生産性向上のための新ツールの導入やプロセス変動などの業務改革について、一般社員は上から降りてくるものとしてとらえているのではないか。
慣れ親しんだ方法を進んで変えたい人は少なく、現場が現在の方法に固執する結果、生産性が向上しないということが起きているのではないかと当社は考えています。

トップダウンでやらざるを得ない側面もある業務改革と、それに適応しきらないあるいはしようとしない一般社員。当社は、業務改革から少し業務改善へと寄せることを提案します。自身の仕事を自身でとらえ直し、やりがいのある仕事へと作り変えていく、ジョブ・クラフティング経験がカギではないかと考えています。言われた仕事ではなく、より無駄のない仕事を自分でつくり、身の回りからの生産性向上へとつなげるのです。


■プログラムコンセプト
しかし、現状、一般社員がそうなっていない状態をどう打破するか。この点、コロナ禍でのテレワーク化の過程における業務の細分化(仕事の単調化)なども影響していると考えています。自身の仕事の影響力の諦め、自己効力感の低下などがあると見ます。

そこで、当社はプログラムコンセプトを「背中を押し続け、実感をつかませる」と設定しました。自身の仕事の改善点を考え提案し、最後までやりきる過程をすべて後押しするのです。


■プログラムの全体像
このコンセプトを踏まえ、全体のプロセスは下図のように設計しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/389495/LL_img_389495_1.png
「PUSH AHEAD」全体像

求められるマインドセットの体験という後押し、必要なスキルセットの習得の実践という後押し、提案に対する承認という後押し、成果の称賛という後押し、という流れです。

プログラムの対象層は、現場においてリーダーなどを務めている中堅層を推奨しています。現場の業務の知識量や経験量および改善効果の周囲への波及効果を踏まえての選定です。

こうした一連の流れの効果としては、作業の無駄が減ることによる効率向上(業務改善)、中堅社員の能力開発はもちろん、職務に対するエンゲージメントの向上や、リーダーシップの向上を見込んでいます。


■プログラム開発者のコメント
今回のプログラムの企画開発を担当した当社の山田 英彦は以下のようにコメントしています。
「日本の生産性向上は長年問われているものの、なかなか良い兆しが見えません。今回のプログラムを通じて、自身の手で自身の身の回りから業務を効率化していく中堅社員が増え、今後の生産性向上につながっていけばと願っています。」


■ファンクショナル・アプローチとは
知識から知恵を生み出す思考システム。組織で働くために必要なオペレイティブ活動(安定的に標準品質を生み出せる、属人的にならない成果)と知恵を生み出すクリエイティブ活動(これまでなかった新しい手段、その人でしか生み出せない発想)のうち、特に後者の活動を活性化し、効果を高めるための知恵を生み出すスキルであり、思考システム。詳細は、株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所ウェブページよりご確認ください。
https://www.fa-ken.jp/


■インパクトジャパン株式会社について
1980年イギリスで創業。最初の海外進出先として選んだ日本では、1990年からインパクトジャパン株式会社として活動している。現在は、Google、SONY、J&Jなど約400社のグローバル企業に加え、多種多様な国内企業に対して、リーダーシップ・チーム開発の研修事業、チェンジマネジメントのコンサルティング事業を提供する。知識的理解に留まらない、「感覚的理解」を促進する独自の体験学習メソッドが特長。「人と人、人と組織、組織と組織の相互作用を通じて、新しい価値を創造する」ことをミッションとして掲げている。

詳細・お問い合わせは、ウェブサイトより。
https://www.impactinternational.com/jp


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:トランプ氏なら強制送還急拡大か、AI技術

ビジネス

アングル:ノンアル市場で「金メダル」、コロナビール

ビジネス

為替に関する既存のコミットメントを再確認=G20で

ビジネス

米国株式市場=上昇、大型ハイテク株に買い戻し 利下
MAGAZINE
特集:トランプ暗殺未遂
特集:トランプ暗殺未遂
2024年7月30日号(7/23発売)

前アメリカ大統領をかすめた銃弾が11月の大統領選挙と次の世界秩序に与えた衝撃

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理由【勉強法】
  • 2
    BTS・BLACKPINK不在でK-POPは冬の時代へ? アルバム販売が失速、株価半落の大手事務所も
  • 3
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子どもの楽しい遊びアイデア5選
  • 4
    キャサリン妃の「目が泳ぐ」...ジル・バイデン大統領…
  • 5
    地球上の点で発生したCO2が、束になり成長して気象に…
  • 6
    カマラ・ハリスがトランプにとって手ごわい敵である5…
  • 7
    トランプ再選で円高は進むか?
  • 8
    拡散中のハリス副大統領「ぎこちないスピーチ映像」…
  • 9
    中国の「オーバーツーリズム」は桁違い...「万里の長…
  • 10
    「轟く爆音」と立ち上る黒煙...ロシア大規模製油所に…
  • 1
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラニアにキス「避けられる」瞬間 直前には手を取り合う姿も
  • 2
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを入れてしまった母親の後悔 「息子は毎晩お風呂で...」
  • 3
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」、今も生きている可能性
  • 4
    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…
  • 5
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理…
  • 6
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子…
  • 7
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 8
    「失った戦車は3000台超」ロシアの戦車枯渇、旧ソ連…
  • 9
    「宇宙で最もひどい場所」はここ
  • 10
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った猛烈な「森林火災」の炎...逃げ惑う兵士たちの映像
  • 3
    ウクライナ水上ドローン、ロシア国内の「黒海艦隊」基地に突撃...猛烈な「迎撃」受ける緊迫「海戦」映像
  • 4
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 5
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラ…
  • 6
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 7
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを…
  • 8
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」…
  • 9
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 10
    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中