プレスリリース

テイカ製薬 ミノキシジルよりも毛の伸長を促進する純国産セラミック物質を発見!

2021年12月01日(水)13時15分
テイカ製薬株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役社長:金岡 克己、以下「テイカ製薬」)は、亜鉛イオンの徐放性に優れたシモンコライト*に注目し、ドラッグ・リポジショニング(以下、DR)の手法を応用して、ミノキシジルよりも毛の伸長促進作用があることを発見いたしました。*JFEミネラル株式会社の開発品 ※現時点ではシモンコライトは医薬品として承認されていません。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/287914/LL_img_287914_1.gif
シモンコライト

テイカ製薬では、これまでも独自の製剤技術により有効成分を別の剤型に変更することで大手製薬会社と共同でDRを行い、点眼剤・軟膏剤の新薬を発売しております。
DRは、原料の新しい効果を発見し、それを別の疾患治療薬として開発することです。既に使われている原料なので、予想外の副作用や体内動態の問題により開発が失敗する可能性が少ない、優れた開発手法になります。
今回は、毛の伸長効果を発揮する物質をテイカ製薬がDRで探索中に、シモンコライトの創傷治癒効果に着目し、ラットの髭毛包の器官培養法で確認したところ、5日目以降でミノキシジルよりも毛の伸長を促進することを発見しました(参考:図1)。

また、微細化技術の研究を進めシモンコライトをナノ粒子化することに成功しました。粒子径150nm~250nmにナノ粒子化することで少ない利用頻度で持続的な効果を高め、ざらつき感や白色の肌残りがなく滑らかな使用感で美容上も優れた状態にすることが出来ました。
シモンコライトは無機物の粉末で、純国産原料になります。テイカ製薬は国内資源を活用しつつ、人々の健康に寄与しサステナブルな社会の発展に貢献するため、製品化の準備を進めています。


■本件のポイント
(1) DR(ドラッグ・リポジショニング)の手法を応用し、ミノキシジル以上の効果を発揮する候補物質を探索し、「シモンコライト」を発見(特許申請中)
(2) ラットの髭毛包の器官培養法により、5日目以降でミノキシジルよりも毛の伸長を促進することを確認
(3) ナノ粒子化技術により、効果が長く持続しざらつき感や白色の肌残りが生じず安定性にも優れた物質の製造に成功
(4) セラミック物質シモンコライトを利用することで、サステナビリティに配慮した国産製品として製品化を目指す


参考:図1

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/287914/LL_img_287914_2.jpg
比較グラフ

■テイカ製薬について
1945年の創立以来、「薬都とやま」において常に新しい製品開発、新しい製造技術に挑戦し続けてきました。
2020年には世界基準に対応した医療用点眼剤工場を竣工し、独自技術を有する研究開発型企業として日本発の医薬品を国内・海外30ヵ国以上に提供しています。

社名 :テイカ製薬株式会社
所在地 :富山県富山市荒川一丁目3番27号
代表者 :金岡 克己
設立 :1945年(昭和20年)6月1日
資本金 :1億円
従業員数 :男性191名 女性225名 計416名
許可・登録:医薬品製造販売業許可(一種)(二種)、医薬品製造業許可、
医薬部外品製造販売業許可、医薬部外品製造業許可
家庭麻薬製造業許可、医薬品販売業許可、毒物劇物一般販売業登録


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

次期FRB議長の条件は即座の利下げ支持=トランプ大

ビジネス

食品価格上昇や円安、インフレ期待への影響を注視=日

ビジネス

グーグル、EUが独禁法調査へ AI学習のコンテンツ

ワールド

トランプ氏支持率41%に上昇、共和党員が生活費対応
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 7
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 8
    中国の著名エコノミストが警告、過度の景気刺激が「…
  • 9
    【クイズ】アジアで唯一...「世界の観光都市ランキン…
  • 10
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中