トランプ氏、カタールからジャンボ機受領へ 大統領専用機に導入

トランプ米大統領が、米ボーイングの前方が2階建てになった大型機の747―8型(ジャンボ機)をカタール王国から受領し、大統領専用機「エアフォースワン」として導入する意向であることが分かった。4月12日、パームビーチの空港で撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)
By Jeff Mason, Joseph Ax
[11日 ロイター] - トランプ米大統領が、米ボーイングの前方が2階建てになった大型機の747―8型(ジャンボ機)をカタール王室から受領し、大統領専用機「エアフォースワン」として導入する意向であることが分かった。747―8型の新造機は4億ドル相当で、米政府が受領する最も高額な贈答品の1つとなる。
情報筋によると、この航空機はトランプ氏の退任後に同氏の大統領図書館へ寄贈されることになるとの見通しを示した。
トランプ氏はトゥルース・ソーシャルに「国防総省が無償で747機を受け取り、40年前のエアフォースワンを一時的に置き換えるという非常に公的で透明性の高い取引にもかかわらず、腐敗した民主党議員らが文句をつけ、この航空機に法外な金額を払えと主張している」と投稿した。
野党の民主党はトランプ氏の航空機受領は倫理的、法的に重大な懸念があると指摘した。上院民主党トップのチャック・シューマー氏は「X」への投稿で「カタールから提供されるエアフォースワンほど(トランプ氏が掲げる)『米国第一』主義の実態を示すものはない」と皮肉った。
「これは単なる賄賂ではなく、広い足元スペースが付いた外国からのプレミアムな影響力だ」と指摘した。
また、首都ワシントンにある善政促進団体「市民の責任と倫理」の広報担当者のジョーダン・リボウィッツ氏は、米政府当局者は議会の承認を受けずに外国政府から贈り物を受け取ることを禁じた憲法に違反するのではないかと疑問を呈して、「大統領と個人的な取引がある外国が、首脳会談する直前に4億ドルの贈り物をするように見えるのは間違いない」と問題視した。
トランプ氏は今週の中東歴訪中にカタールも訪問するが、その最中には航空機の授受は実施されない。
ホワイトハウスのレビット報道官は「外国政府からのいかなる贈り物も、全ての適用法に常に完全に順守して受け取られる。トランプ政権は完全な透明性に取り組んでいる」との声明を出した。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、カタールのアンサリ報道官は航空機を譲渡するかどうかはまだ検討中だとして、「決定はしていない」とコメントした。
トランプ氏は、米国がボーイングに発注した2機の次期エアフォースワンとして使う747―8型の受領が遅れていることに不満を表明している。トランプ氏は大統領1期目にボーイングから2024年に受け取ることで合意していた。だが、米空軍当局者は先週、ボーイングが27年までに完成させることを提案したと議会で証言した。
トランプ氏は今年2月、米南部フロリダ州のパームビーチ国際空港に駐機していたカタール所有の747―8型を視察した。その際にホワイトハウスは、トランプ氏としては次期エアフォースワンがどのような機体仕様になるのかの理解を深めるために視察したと主張していた。
米テレビ局ABCは情報筋の話として、国防総省が航空機を贈答品として受け取り、その後にトランプ氏の大統領図書館へ譲渡することは合法的かつ合憲であると結論付ける分析結果をホワイトハウスの法律顧問と司法省の弁護士が作成したと報じた。
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