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【写真特集】ブラック・パンサーの主役だった女性同志たち
Photographs by STEPHEN SHAMES
収監されていた創設者ニュートンの解放を求めるカリフォル ニア州オークランドの集会で党員たちと話す女性初の同党中央委員会委員、キャスリーン・クリーバー(左、1968年7月)
<米社会を揺るがした「黒豹党」だが、実は女性の力に支えられた組織だったことは知られていない>
ブラック・パンサー(黒豹)党といえば、1966年に結成され、過激な黒人解放運動をアメリカで展開した団体だ。社会主義を標榜し、黒人に武装自衛を呼び掛けて警察と衝突した一方、食料配給や無償の医療サービス提供にも努め、一時代を画した。
米社会を大いに揺るがしたブラック・パンサーだが、実は女性の力に支えられた組織だったことは知られていない。党員の6割が女性だったと推定されており、年齢から出自まで多様な背景を持つ女性党員たちが、日々の抗議活動や組織運営に携わった。
写真家のスティーブン・シェイムズは20歳の大学生だった67年、ブラック・パンサー創設者のボビー・シールとヒューイ・P・ニュートンと知り合い、組織のさまざまな姿を捉えることを許された。
10月発売の『同志姉妹たち──ブラック・パンサー党の女性たち』は、シェイムズの写真を基に同党の女性を描いた初の写真集。元幹部のエリカ・ハギンズも文章を寄せた。
BLM(ブラック・ライブズ・マター=黒人の命は大事)運動が広がる今こそ、ブラック・パンサーを振り返る意義があるはずだ。
All Photographs © 2022 Stephen Shames; "Comrade Sisters: Women of the Black Panther Party" by Stephen Shames and Ericka Huggins published by ACC Art Books.



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