イタリアの輸出が絶好調...「追い抜かれた日本」が絶対に見習うべき「ただ1つのポイント」
イタリアには価格が変わっても販売量が変化しない製品が
一方、市場には価格が変わっても販売量があまり変化しない製品もある。代表的なのは高級ブランドなどの嗜好品である。こうした製品は価格が少し上がったからといって、顧客が一気に購買をためらうということはない。
イタリアの場合、プラダに代表されるようなブランド品を多くアメリカに輸出しており、高級ワインや高級家具などにも強みがある。アメリカ経済は関税の影響が出始めているものの、株価の高騰が続いたこともあり、むしろ富裕層は購買力を高めている。こうした状況では高級品へのニーズはそう簡単に減少しない。
価格の変化にどれだけ耐性があるのかは、輸出製品の単価推移を見れば一目瞭然である。ドイツ、日本、イタリアの過去10年の輸出単価を比較すると、日本は横ばいだが、イタリアやドイツは1.5~1.6倍に上昇しており、とりわけ近年のイタリアはその傾向が顕著である。
日本はとかく輸出に関して為替の議論ばかりしているが、輸出の多寡を決めるのは製品の付加価値であり、それは単価に表れる。製品単価が下がっているということは、値引きしなければ売れないことと同義であり、ここに日本の輸出が低迷している最大の理由がある。
日本が輸出大国の地位を維持したければ、iPhoneに代表されるような、相手がどうしても欲しがる製品を提供していく必要がある。
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