コラム

読み聞かせ嫌いな私でも子供を読書好きにできますか?

2020年05月06日(水)10時00分

A:いろいろと考えてみました。 

①読み聞かせのとき、娘さんが付いてこられるぐらい1語1語ゆっくりと単語を発音しないで! 単語ではなく、「物語」を読んでください。そうすれば2人とも楽しくなるはず。もちろん、「飛ばし読み」はできませんが、普段話すときのペースで読むことができます。 

②娘さんと同じ本を交代で読むのではなく、娘さんに読める本を選ばせて、それを声に出して読んでもらいましょう。これなら自信を持ってできるはず。 

③娘さんが読書を楽しいと思えない理由は、①と②が苦痛になっているせいかもしれません。

④オーディオブックですが、娘さんが10 ~15 分しか集中できないなら、10 ~15 分だけ聞かせればOK。ただし、オーディオブックは読書の代わりにはなりません。

⑤親は子供のために、時には好きではないことをしなければなりません。誰もが声に出して読むのが好きとは限りません。でも、そこに少しでも楽しさを見つけられれば、親と子の両方にとって素晴らしい経験になります。子供の頃に大好きだった本を覚えていますか? そこから始めましょう。例えば、それを毎晩30分読み聞かせるというのはどうでしょうか?

──ミシェル・ハーマン(小説家)

©2020 The Slate Group

<本誌2020年4月14日号掲載>

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