米民主党、トランプ氏盟友オルバン氏の敗北歓迎 中間選挙を意識
ハンガリー・ブダペストで支持者に向けて演説するために到着したオルバン首相。2026年4月12日撮影。REUTERS/Bernadett Szabo
Kanishka Singh
[ワシントン 12日 ロイター] - 米民主党は12日、ハンガリーの議会総選挙でオルバン首相率いる与党が敗北したことを歓迎した。一方、同首相を支持していたトランプ大統領に近い向きや共和党議員からはさまざまな反応が見られた。
12日の総選挙では、マジャル党首率いる親欧州連合(EU)の新興野党「ティサ(尊重と自由)」が圧勝し、16年にわたり政権を担ってきたオルバン氏は敗北を認めた。nL6N40V08R
これを受け、米与野党の議員らはマジャル氏の勝利に祝意を示した。
一部の民主党議員はオルバン氏の敗北を11月の米中間選挙に向けた前兆と受け止め、上院トップのシューマー院内総務はトランプ氏に向けて「独裁者気取りの連中はいずれ歓迎されなくなる」と述べた。
民主党のジェフリーズ下院院内総務は「極右の権威主義者オルバン氏は選挙に敗れた。次は11月、議会のトランプ氏追従者やMAGA(米国を再び偉大に)過激派の番だ」と述べた。
一方、上院軍事委員長を務める共和党のウィッカー上院議員は、オルバン氏が長年関係を築いてきたロシアのプーチン大統領をハンガリー国民が拒絶した結果だと指摘した。
トランプ氏自身はハンガリーの選挙結果について言及していないが、同氏に近い親オルバン派の一部は遺憾を表明。米実業家イーロン・マスク氏はXへの投稿で「ソロス組織がハンガリーを乗っ取った」と主張した。
ハンガリー出身で米国に移住した著名投資家で、民主党の主要な献金者でもあるジョージ・ソロス氏は、長年多くの保守派から中傷を受けてきた。
オルバン氏が「非リベラル民主主義」と称する政治姿勢は、移民に対する強硬姿勢や国際機関への敵意、メディアや大学への攻撃など、トランプ氏が掲げる政策と共通する点がある。
トランプ氏は先週、オルバン氏が勝利した場合、自身の政権は「ハンガリー経済を強化するために米国の経済力を最大限に活用する」用意があると表明していた。





