ニュース速報
ワールド

メキシコ中銀、0.25%利下げ僅差で決定 インフレと景気悪化の両リスクにらみ

2026年03月27日(金)06時09分

メキシコ中央銀行のロドリゲス総裁。カンクンで18日撮影。REUTERS/Paola Chiomante REFILE-QUALITY REPEAT

Natalia Siniawski Emily Green Brendan O'Boyle

[メ‌キシコシティ 26日 ロイタ‌ー] - メキシコ中央銀行は26日の​会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、6.75%に設定す⁠ることを決めた。3人​が利下げに賛成したのに対し、2人が金利据え置きを主張。僅差での決定となり、当局者間で意見の分裂が拡大している⁠ことを浮き彫りにした。

同中銀は声明で「メキシコ中銀は、(利下⁠げに​より)達成した金融政策スタンスは、中東紛争の拡大と激化がもたらす課題に対処するのに十分であると判断した」と述べた。

米・イスラエルとイランとの戦争がガソリ⁠ン価格の高騰を招き、イン‌フレ懸念を増幅させる中、ロイターのア⁠ナリ⁠スト調査では、中銀が金利を引き下げるか据え置くかを巡り、異例の意見の相違が見られていた。

メキシコ国家統計地理情報‌局(INEGI)が24日に発表した3月前半の消費​者物価指‌数(CPI)は前年比4.63%上⁠昇し、2024年末以​来の高水準となり、中銀が政策金利を据え置くとの見方が強まっていた。一方、1月に経済活動の縮小が示されたことから、利下げの根拠にな‌るとみられていた。

メキシコ中銀の今回の利下げ決定は、主要先進​国の中銀の最近の⁠動きとはやや相反するものとなった。先週、米国、日本、英国、カナダ、欧州の​各中央銀行は、エネルギー価格の上昇による広範なインフレリスクへの警戒感から、いずれも金利据え置きを決定した。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イランのエネルギー施設攻撃を10日間停

ワールド

ウクライナ、対ロ圧力維持のためエネルギー施設を長距

ワールド

ナスダックが調整局面入り、中東リスクとAI懸念が重

ワールド

米・イスラエルとイランの緊張続く、トランプ氏「協議
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終回に世界中から批判殺到【ネタバレ注意】
  • 3
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRANG』に託した想い、全14曲を【徹底分析】
  • 4
    意外と「プリンス枠」が空いていて...山崎育三郎が「…
  • 5
    デンマーク王妃「帰郷」に沸騰...豪州訪問で浮かび上…
  • 6
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    トランプが誤算? イラン攻撃延期の舞台裏、湾岸諸国…
  • 9
    「予想よりも酷い...」ドラマ版『ハリー・ポッター』…
  • 10
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 3
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 6
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 9
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中