イラク、南部主要油田で80%減産 海峡封鎖で
イラクのバスラにあるルマイラ油田で3月4日撮影。REUTERS/Essam Al-Sudani
[バグダッド 25日 ロイター] - 中東での紛争が激化する中で、イラクが石油生産を急減させたことが分かった。イラク南部の主要油田の生産量は約80%減の日量約80万バレルに落ち込んだ。イラクのエネルギー当局者3人が25日、明らかにした。
ホルムズ海峡がイランに事実上封鎖され、海峡を経由する原油輸出が滞る一方で、石油の貯蔵タンクが限界に近い高水準に達しているため、イラクが減産を要請していることが背景にある。イラクのエネルギー当局者は、ホルムズ海峡の封鎖が解消されなければ数日以内にさらなる減産が発表される可能性があると警告した。
紛争前のイラク南部の主要油田での生産量は日量約430万バレルだった。
当局者によると、イラク国営のバスラ石油会社は英エネルギー大手BPに対し、巨大なルマイラ油田の生産量を24日以降に日量10万バレル削減するように要請。これにより、生産量は従来の日量約45万バレルから約35万バレルへ減る。
また、イラクはイタリアのエネルギー企業ENIに対してズバイール油田の生産量を現在の日量33万バレルから7万バレル削減するように求めた。ロイターはこれらの書簡を入手した。
情報筋によると、イラクは他の国営企業が運営する油田でも生産量を大幅に削減した。





