イランの交渉姿勢は硬化、米に大幅な譲歩要求へ=関係筋
3月24日、イランの高官3人によると、戦争が始まって以来、イランの交渉姿勢は急激に硬化しており、精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」が意思決定への影響力を強めている。写真は、ロシアのラブロフ外相との会談で発言するイランのアラグチ外相。モスクワで2025年12月撮影(2026年 ロイター/Ramil Sitdikov)
Parisa Hafezi Angus McDowall
[ドバイ 24日 ロイター] - イランの高官3人によると、戦争が始まって以来、イランの交渉姿勢は急激に硬化しており、精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」が意思決定への影響力を強めている。そのため、仲介努力が本格的な交渉につながった場合、イランは米国に対して大幅な譲歩を要求する見通しだという。
米国とのいかなる協議においても、イランは戦争の終結だけでなく、将来の軍事行動を行わないという保証、戦時中の損失に対する補償、ホルムズ海峡の正式な支配といった、トランプ大統領にとって「レッドライン(越えてはならない一線)」となるような譲歩を求めるだろう、と高官らは述べた。
イランは弾道ミサイル計画の制限に関する交渉も拒否するという。この問題は先月、米国とイスラエルが攻撃を開始した際に行われていた協議で、イランにとってのレッドラインだった。
トランプ氏は23日、戦争開始から3週間以上が経過する中、イランと「非常に強力な協議」を行ったと述べたが、イランはこれを公に否定している。
イランの高官らによると、同国は戦争終結に向けた米国との協議の土台が整っているかどうかについて、パキスタン、トルコ、エジプトと予備的な協議を行ったに過ぎないという。
欧州当局者は23日、イランと米国の間で直接交渉は行われていないものの、エジプト、パキスタン、湾岸諸国がメッセージを伝達していると述べた。パキスタンの当局者と別の関係筋によると、戦争終結に向けた直接協議が今週イスラマバードで行われる可能性がある。
イランの高官3人は、もしそのような協議が実現すれば、イランはガリバフ国会議長とアラグチ外相を派遣するだろうと述べた。ただ、最終的な決定権は革命防衛隊にあると指摘した。
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