フィリピン、原油高でインフレ率2桁の可能性も 成長鈍化警告
写真は2024年10月、フィリピン・マニラ首都圏ケソン市の市場で撮影。REUTERS/Eloisa Lopez
[マニラ 24日 ロイター] - フィリピンのバリサカン国家経済開発庁長官は24日、原油価格の上昇によるさまざまな影響に備えているとした上で、最悪の場合、インフレ率が2桁台に達し、今年の経済成長率が目標を下回る可能性もあると述べた。
フィリピン政府は中東紛争発生前、今年のインフレ率が2025年の1.7%から3.6%に加速するものの、依然として2─4%の目標範囲内にとどまり、経済成長率は昨年の4.4%から5─6%に拡大すると予想していた。
バリサカン氏は上院で、原油価格の水準と価格高止まりの期間に基づき、深刻度が異なる5つのシナリオを提示。
最も深刻なシナリオ、すなわち原油価格が1バレル=200ドルに達し、その水準が6カ月間続く場合、インフレ率は急激に上昇して通年で7.3─8.6%を記録。一時的に14.3%まで高まる可能性があるとした。
このシナリオは「可能性はかなり低い」が、経済成長率は1.47─1.95ポイント押し下げられ3.5─4.0%となる可能性があるという。
バリサカン氏は「これが現実になれば、ここ数年経験したことのない2桁のインフレ率に陥る可能性があり、実に恐ろしい」とコメントした。





