ニュース速報
ワールド

インド総合PMI、3月は約3年ぶり低水準 中東緊迫で内需低迷

2026年03月24日(火)15時19分

 3月24日、S&Pグローバルがまとめた3月のインドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は56.5に急低下した。写真は、インド西部グジャラート州ヴィラムガムの棒鋼製造工場内で、クレーンからTMT棒鋼を降ろす作業員。2025年4月撮影(2026年 ロイター/Amit Dave)

[バン‌ガロール 24日 ロイター] - S&Pグロ‌ーバルがまとめた3月のイ​ンドのHSBC総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は56.5に⁠急低下した。約3年ぶ​りの低水準。

米国・イスラエルによる対イラン戦争に伴う価格上昇で内需が低迷した。一方、海外受注は過去最高を記録⁠した。

ロイターがまとめた市場予想の59.0を大幅に下回った。2月の改定値⁠は58.9だ​った。過去18カ月で最大の低下となった。

製造業PMIは53.8と、前月の56.9から低下し、約4年半ぶりの低水準。中東情勢による市場の不安定化や消費者心理の悪化で、生産の伸びは2021年8月以来の弱さとな⁠った。

サービス業PMIも58.1から57.2に低下した。

イン‌フレ圧力は急激に強まり、原油やエネルギー、⁠食⁠品、アルミニウム、鉄鋼、化学品など、投入コストは22年6月以来の速いペースで上昇した。販売価格も7カ月ぶりの高水準となった。

HSBCのインド‌担当チーフエコノミスト、プラ​ンジ‌ュル・バンダ⁠リ氏は「​コスト圧力は強まっているが、企業は利幅を圧縮して一部を吸収している」と指摘した。

インドは世界3位の石油輸入国で、原油の約90%、天然ガスの半‌分近くを海外に依存しており、価格上昇の影響を受けやすい。

一方、​海外受注は14年9月の調査開始⁠以降で最高の伸びを記録。アジア、欧州、米州、中東から新規受注が増加した。

国内​受注の鈍化やコスト増にもかかわらず、企業の楽観度は23年9月以来の高水準となり、雇用も昨年8月以来の速いペースで増加した。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

豪州、将来の鉱物供給危機回避で重要な役割=IEA事

ワールド

フィリピン、原油高でインフレ率2桁の可能性も 成長

ビジネス

米アマゾン、バーレーン地域でクラウドサービス障害 

ビジネス

激変緩和措置に理解、次の打ち手の検討も必要=原油高
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」した──イスラエル首相
  • 4
    「胸元を強調しすぎ...」 米セレブ、「目のやり場に…
  • 5
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 6
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 7
    スウェーデン次期女王ヴィクトリア皇太子、陸軍訓練…
  • 8
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 9
    「買ったら高いじゃん?」アカデミー賞会場のゴミ箱…
  • 10
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記…
  • 1
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 2
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 9
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 10
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中