連合の春闘賃上げ率5.26%、3年連続で5%超の高水準
写真はオフィス街を歩く人々。2016年2月、東京で撮影。REUTERS/Yuya Shino
Kentaro Sugiyama
[東京 23日 ロイター] - 連合が23日に発表した2026年春闘の1次集計によると、基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給(定昇)を合わせた賃上げ率は加重平均で5.26%となった。前年同時期に比べて0.20ポイント減少したものの、3年連続で5%を超えた。
集計は23日午前10時時点。「平均賃金方式」で回答を引き出した傘下1100組合の賃上げ率は加重平均で1万7687円、5.26%だった。ベアを実施したことが明確な960組合のベア分は1万3013円、3.85%で、この集計を開始した2015年以降、最も高くなった。
300人未満の中小組合552組合の賃上げ率は、加重平均で5.05%。前年同時期に比べて0.04ポイント減少した。中小組合で5%以上となるのは2年連続。
同日会見した芳野友子会長は「産業や業種によって取り巻く情勢が異なるものの、企業の持続的成長、日本全体の生産性向上につながる人への投資の重要性について労使で認識共有を図り、中長期的な視点をもって粘り強く真摯に交渉した結果だ」と評価した。
25年の賃上げ率は連合の最終集計で5.25%と34年ぶりの高水準だったが、長引くインフレの影響で実質賃金がマイナスとなることが多く、生活実感の改善につながらなかった。連合は26年も全体の賃上げの目安を「5%以上」とし、その実現にこだわる方針を示してきた。
事前に取りまとめた要求(定昇分含む)は加重平均5.94%、企業規模間の格差是正を目指す中小組合は6.64%と、94年(6.67%)以来の高水準だった。





