NZ第4四半期GDPは前期比0.2%増、予想下回る 利上げ観測後退
写真は2024年6月、ニュージーランド・ウェリントンで撮影。REUTERS/Lucy Craymer
Lucy Craymer
[ウェリントン 19日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が19日発表した2025年第4・四半期の国内総生産(GDP)は季節調整済み前期比で0.2%増加と、市場予想を下回った。発表を受けてNZドルは下落し、市場ではNZ準備銀行(中央銀行)が利上げを急がないとの見方が広がった。
アナリスト予想は0.4%増、中銀予測は0.5%増だった。
前年比では1.3%増。市場予想は1.7%増だった。また、第3・四半期は前年比1.1%増に下方修正された。
発表後、NZドルは0.5787米ドルまで下落し、18日高値から約1.3%安となった。市場では今回の指標が利上げを後押しする要因にはならないとの見方が強い。
ANZのシニアエコノミスト、マシュー・ゴールト氏は、GDPが予想を下回ったことで「中銀には原油ショックによる目先のインフレへの影響を見極め、中期的な影響に焦点を当てる余地がわずかに生まれた」と述べた。
中銀は24年8月以降、政策金利を計325ベーシスポイント(bp)引き下げたが、先月の会合では2.25%に据え置いた。
ASBのシニアエコノミスト、キム・マンディ氏はリポートで「GDPは常にタイムラグのある指標だが、25年第4・四半期以降、状況は大きく変わった。中東での戦争が26年の成長見通しに大きな不透明感をもたらしている」と指摘。
さらに、中期的なインフレリスクが上向きに傾き、経済成長が弱まる見通しであることから、中銀は「ますます難しい立場に追い込まれる」と見通した。
GDPの押し上げに最も寄与したのは不動産賃貸・リース業で、前期比0.8%増。一方、建設業が1.4%減と最大の押し下げ要因だった。





