サウジの大幅増産を確認 イラン攻撃前に=OPEC月報
石油輸出国機構(OPEC)は11日発表の月報で、サウジアラビアが2月、米・イスラエルのイラン攻撃前に大幅増産していたことを確認したと発表した。写真はOPECのロゴのそばを通り過ぎる女性。アゼルバイジャンのバクーで2024年11月撮影(2026年 ロイター/Maxim Shemetov)
Alex Lawler
[ロンドン 11日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は11日発表の月報で、サウジアラビアが2月、米・イスラエルのイラン攻撃前に大幅増産していたことを確認したと発表した。
複数の関係者は2月、米国のイラン攻撃によって中東の供給が混乱した場合に備え、サウジが緊急対応策の一環として生産と輸出を増やしたと話していた。
攻撃は2月28日に行われ、その後の攻撃の応酬で原油輸出は混乱。生産を停止せざるを得なくなり、原油価格は急騰した。
月報によると、サウジはOPECに、2月の市場への供給は日量1011万1000バレル、生産量は1088万2000バレルと報告していた。前月の生産量は日量1010万バレルだった。
関係者は2月の増産について、備蓄を増やした昨年の緊急対応策をそのまま繰り返しているだけだと述べた。
「市場への供給」は、輸出に加え、国内製油所や発電所での使用を含むが、備蓄に回される分は除かれている。そのため、サウジの2月の生産はOPECプラスの生産目標を大幅に上回ったが、市場への供給量はOPECプラスの割り当てに近かった。
OPECは、今年の世界の石油需要については日量138万バレル増との見通しを据え置いた。「進行中の地政学的な動きは注意深い監視が必要だが、成長見通しへの影響があるとしても、判断するには時期尚早だ」との見解を示した。





