キューバの学生が異例の抗議デモ、エネルギー不足による授業中断で
電力とインターネットの不足による授業妨害に抗議し、ハバナ大学の外で演説する学生。3月9日撮影。REUTERS/Norlys Perez
Dave Sherwood
[ハバナ 9日 ロイター] - キューバの電力網をほぼ崩壊状態に追い込んだ米国の石油封鎖のために授業が中断していることに抗議し、20人余りのキューバ人学生集団が8日にハバナ大で数時間にわたってデモを実施した。共産党の一党独裁体制のキューバで抗議デモが起こるのは極めて異例だ。
学生らは炎天下で座り込みを開始し、駆けつけた大学の教授や職員らと激しい言葉の応酬を繰り広げた。
学生らは、米国がキューバに対して制裁と圧力を強めているのにもかかわらず、政府当局は授業の大規模な中断を防ぐため適切な措置が取れていないと主張した。
米国は1月にベネズエラからの石油輸送を遮断したため、既に老朽化していた電力網に一段の打撃を与え、輸送、食料供給、インターネット通信に対して連鎖的な悪影響を及ぼしている。
キューバは1月、遠隔学習を含む一連の措置を発表したが、学生らは措置が不十分だとして抗議する道を選んだという。
モデスト・リカルド・ゴメス高等教育副大臣は報道陣に対し、学生が示した懸念は正当だと述べた上で、問題の原因はトランプ米政権の制裁強化だと非難した。抗議した学生については処罰しないと述べ、彼らと対話を続けるとした。





