イスラエル中銀、金利据え置き判断の裏にイラン攻撃への懸念=議事要旨
写真はイスラエル中央銀行本部。2020年6月撮影(2026年 ロイター/RONEN ZVULUN)
Steven Scheer
[エルサレム 9日 ロイター] - イスラエル中央銀行は2月23日の金融政策決定会合で、イランへの攻撃があり得るとの懸念から全会一致で政策金利の据え置きを決めていたことが、9日公表された議事要旨で明らかになった。
2月会合を巡っては、昨年10月のパレスチナ自治区ガザでの停戦発効以降に物価上昇圧力が弱まった一方、米国によるイラン攻撃の可能性も高まったため、アナリストの間で3会合連続となる利下げの有無について見方が分かれていた。
会合では最終的に投票権を持つ委員4人全員が据え置きを支持した。イランへの攻撃を巡る懸念が判断を左右したとみられる。議事要旨は「この地域で戦闘が発生する可能性を踏まえて、この数日で地政学的な不確実性が再び高まった」と指摘した。
政策担当者は、インフレの鈍化を巡る議論、拡大を続ける経済、労働市場のひっ迫、供給面の制約、住宅コストの上昇、通貨シェケルの対ドルでの上昇などにも言及。中銀は「委員会メンバーは、リスクのバランスを分析した結果、さらには2回連続で利下げしたこれまでの政策も踏まえて、現時点で追加利下げを正当化する状況にはないと強く主張した」と説明した。
決定会合から5日後に米国とイスラエルはイランに対する攻撃を開始した。





