ウクライナ、冬季パラ公式行事ボイコットへ ロシア参加容認に反発
写真はウクライナのビドニー青年スポーツ相。12日撮影。REUTERS/Kevin Coombs
Karolos Grohmann Julien Pretot
[ミラノ 18日 ロイター] - ウクライナのビドニー青年スポーツ相は18日、同国当局者が3月に開催されるミラノ・コルティナ冬季パラリンピックの公式行事をボイコットすると表明した。ロシアとベラルーシが国として競技に参加することが認められたことを受けた措置。
ウクライナの選手は競技に参加するが、当局者は開会式や大会のイベントに一切出席しないとし、他国にも追随するよう求めた。
ビドニー氏はソーシャルメディアで「ロシアとベラルーシの選手が自国の国旗を掲げて競技に参加することを認めるというパラリンピック主催者の言語道断の決定を受け、ウクライナ当局はパラリンピックに参加しない」とし、「われわれは戦い続ける」と言明。「公平性、誠実さ、尊敬を掲げる国際スポーツ大会にロシアとベラルーシの国旗の居場所はない。両国の国旗は、スポーツを戦争や虚偽、侮蔑の道具として利用している政権の旗だ」と非難した。
欧州委員会のグレン・ミカレフ委員(文化・スポーツ担当)も、ロシアとベラルーシの選手の参加を認めることは受け入れられないとし、パラリンピック開会式への出席を見送ると表明。「ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、国旗や国歌、ユニフォームといった国家的象徴の復活を支持することはできない」とし、同じ考えを持つ各国の関係者にも同様の対応を取るよう呼びかけた。
ウクライナ・パラリンピック委員会のスシケビッチ会長はロイターに対し、複数の国からウクライナの決定を支持する電話を受けたと明らかにし、「今後も各国の代表者と連絡を続けていく」と語った。ただ、詳細は明らかにしなかった。
国際パラリンピック委員会は同日、ロシア選手6人とベラルーシ選手4人がパラリンピックに出場することを認める決定を下した。ビドニー氏は同委の決定は、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプロパガンダを支持する兆候だと批判している。
国際パラリンピック委から現時点でコメントは得られていない。
ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックは3月6─15日に開催される。
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