香港企業がパナマへの正式な紛争手続き開始、運河港湾運営権巡り
写真は2月4日、パナマ港湾部でドローン撮影。REUTERS/Enea Lebrun
[12日 ロイター] - デンマーク海運大手APモラー・マースクが中米パナマ運河のバルボア、クリストバル両港の一時的な運営権取得の意向を示していることに対して香港の長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス)は12日、パナマ側に「投資保護条約に基づく紛争通知」を出し、正式な紛争手続きを開始した。
パナマの最高裁が、CKハチソンの子会社が保有する両港の運営契約を無効とする判断を示したことを受けた措置。これに伴ってパナマ運河の重要港湾運営権の所有者が不透明になり、CKハチソンの運営権売却計画が崩れる可能性が出てきた。
マースクの子会社は1月下旬、バルボア、クリストバル両港の運営権を一時的に取得し、地域や世界の貿易に悪影響を及ぼさないようにしたと表明。これに対し、CKハチソンは、マースクが同意なく運営権を取得すれば、法的手段を行使すると警告している。
CKハチソンは声明で、同社子会社に対してパナマ政府は両港の継続的運用を明確に保証しておらず、強制閉鎖か接収に引き続き動いているのは混乱や弊害を悪化させていると批判した。





