トランプ政権、温室効果ガス規制の法的根拠撤廃 「米史上最大の規制緩和」
米ホワイトハウスで環境保護局(EPA)ゼルディン長官ととともに発表を行うトランプ大統領。12日撮影。REUTERS/Jonathan Ernst
Valerie Volcovici
[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ米政権は12日、温室効果ガスの排出が人の健康を害するという科学的判断である「危険性認定」の撤廃を発表した。全車両・エンジンを対象にした連邦温室効果ガス排出基準も廃止するとした。
トランプ大統領は「環境保護局(EPA)が完了したプロセスにより、われわれは正式に、いわゆる『危険性認定』を終了する」と表明。「米国史上最大の規制緩和措置」だとした上で、「(危険性認定は)オバマ政権時代の悲惨な政策で、米自動車産業に深刻な損害を与え、米消費者が支払う価格を押し上げた」と主張した。会見にはEPAのゼルディン長官と行政管理予算局(OMB)のラッセル・ボート局長も同席した。
EPAはまた、「危険性認定」の撤廃と車両に対する連邦温室効果ガス排出基準の廃止により、米納税者は1兆3000億ドルを節約できると主張した。
今回の動きは、連邦政府による気候関連規制の法的根拠を排除するもので、米政権によるこれまでで最も広範な気候変動政策の後退を意味する。「危険性認定」撤廃により自動車の連邦温室効果ガス排出基準を測定・報告・認証・順守するための規制要件が不要となるが、発電所などの固定排出源には当初適用されない可能性がある。





