Marianna Parraga Nathan Crooks

[カラカス/ヒューストン 11日 ロイター] - ライト米エネルギー長官は11日、ベネズエラの首都カラカスを訪れ、政府高官や経営幹部と会談した。米エネル⁠ギー長官の同国訪問は約30年ぶり。米国が再建を提案するベネズエラの石油産業を初めて現地視察する。

ライト氏は同国への米国投資の拡大を促した。ロドリゲス暫定大統領と会談した後、「われわれは今年、ベネズエラの石油、天然ガス⁠、電力生産を劇的に増加させることができる」とし、支援する意向を強調。

それによりベネズエラの雇用機会が⁠増え、賃金も上昇し、生活の質も向上するとの考えを示し、米国は「ベネズエラ国民と経済を自由にする」ことを望んでいると述べた。米国や西半球にも利益をもたらすとの認識も示した。

また、ベネズエラにおける正当な中国企業による正当な取引は問題ないとする一方、トランプ政権は中国企業が⁠域内の他国で行ってきたような「有害な」取引を阻止しようとしていると表明した。

同氏は「中国は、互恵的でない⁠取引⁠を多くの国で行っている」と指摘。「南米やアフリカ、世界中の国々にかなりの損害を与えてきた。米国の支援とパートナーシップにより、そうした種類の取引を阻止したいと考えている」と述べた。また、米国が提示した原油の一部を中国がすでに購入したことも明らかにした。

ライト氏は、対ベネズエラ制裁の全⁠面解除に期限はないと言及。20年前にベネズエラで発生した国有化措置に伴う企業への補償として債務再編が必要だと指摘したが、その実現は「一夜ではいかない」と述べた。

また、ベネズエラ政府が先月、石油改革法を可決したことにより、同国に投資するエネルギー企業のリスクは低下したとしつつも、大規模な資本流入を促すにはまだ不十分かもしれないとの認識を示した。

ライト氏は、米国による先月のマドゥロ⁠大統領拘束後にベネズエラを訪問した政権当局者の中で最高位。米石油大手シェブロン、スペインのエネルギー・石油化学会社レプソルなどの企業幹部とも会談を予定している。

関係者によると、ライト氏の滞在は13日までの予定で、その間、シェブロンとベネズエラ国営石油会社PDVSAが共同運営する石油プロジェクト「ペトロピアール」を訪問するという。

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