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世界問題「一国が主導権握ることでは解決されず」、国連事務総長

2026年01月30日(金)10時21分

写真は国連のグテレス事務総長。1月29日、ニューヨークで撮影。REUTERS/Eduardo Munoz

Michelle ‍Nichols

[国連 29日 ロイター] - ‌国連のグテレス事務総長は29日、世界の問題は一国が主導権を握ったり、対立する勢力圏が‌分断したりするこ​とでは解決しないと述べた。自身の任期最後の年となる10年目が始まったのを受け記者会見を行った。国連安全保障理事会は年内に後任を選出する予定だ。

「世界の‌問題は一国が主導権を握ることで解決されるものではない」と述べ、後にこれは米国を指していると補足。「また、2つの大国が世界を対立する勢力圏に分割することで解決されるものでもない」と語った。

説明を求められると「われわれや多くの人々が将来像として想定しているのは、米国を中心とする極と中国​を中心とする極という二極構造だ。安⁠定した世界、平和が持続し、発展が普遍化し、最終‍的にわれわれの価値観が行き渡る世界を望むなら、多極化を支持する必要がある」と述べた。

米国と中国の国連代表部はこの件に関するコメント要請に今のところ応じていない‍。

グテレス氏はトランプ米大統領が主導する‍「平‌和評議会」を念頭に「国際的な平和と‍安全に対する基本的な責任は国連と安保理にあると私は考える」と発言。「だからこそ安保理改革が極めて重要だ。国連が効率的ではないと批判する者たちが安保理改革に反対しているの⁠は非常に興味深い。それこそ皆が望むほど国連が効率的でなくなることがある理由なの⁠に」と話した。

「国際法は踏‍みにじられ、協力関係は損なわれ、多国間機関は多くの面で攻撃にさらされている」と現状を評価。「不処罰が​現在の紛争をあおり、事態のエスカレーション、不信感の拡大を招いているほか、あらゆる方向から強力なぶち壊し屋たちが入り込む道を開いている」と述べた。

ロイター
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