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イスラエル首相とクシュナー氏が会談、ガザ和平計画「第2段階」を協議

2025年11月11日(火)08時48分

写真はトランプ米大統領の娘婿クシュナー氏。10月21日、イスラエル南部で代表撮影。Reuters

Steven Scheer Nidal al-Mughrabi

[エルサレム/カイロ 10日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相とトランプ米大統領の娘婿クシュナー氏は10日会談し、パレスチナ自治区ガザを巡ってトランプ氏が提示している和平計画の「第2段階」について協議した。

イスラエル政府の報道官は、ネタニヤフ氏とクシュナー氏がイスラム組織ハマスの非武装化、ガザの非軍事化、ハマスがガザ統治に再び関与しない道筋の確保などを話し合ったと述べた。

会談の詳細を知る関係者の1人によると、議題の中心になったのはガザに派遣される国際安定化部隊と、ガザ最南部ラファのイスラエル軍支配地域で地下トンネルに閉じ込められているハマス戦闘員約200人の扱いだった。

ハマスが要求しているこの戦闘員の安全な離脱について、イスラエルは受け入れを渋っている。

イスラエル政府の報道官は、ガザにおけるイスラエルの治安部隊のいかなる決定も、トランプ政権と協調する形で下されていると説明した。

米国のウィットコフ中東担当特使は先週、武装解除と引き換えに戦闘員を安全にガザのハマス支配地域に戻す問題での対立を解消する取り組みは、今後の和平計画にとって試金石になるとの見方を示した。

ただ2人の西側外交筋の話では、イスラエルはガザもしくはエジプトへ戦闘員が向かう際の安全を保証することに消極的だ。

ハマス高官の1人は、この問題で協議は続いており、ハマス側は事態解決を熱望しているとしながらも、戦闘員の降伏は拒否するとしている。

ロイター
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