インド製油所、ロ産原油の新規発注見送り 制裁発表受け=関係筋
インドの石油精製会社は、ロシア石油大手に対する制裁発表以降、ロシア産原油の新規注文を見送っていると関係筋が28日に明らかにした。写真は、ロシアとインドの国旗、原油ポンプを使ったイメージ。2022年12月、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Nidhi Verma
[ハイデラバード 28日 ロイター] - インドの石油精製会社は、ロシア石油大手に対する制裁発表以降、ロシア産原油の新規注文を見送っていると関係筋が28日に明らかにした。政府や供給業者から明確な説明を待っているという。
関係筋によると、一部の精製会社は原油需要を満たすためスポット市場を利用している。
国営インド石油は原油購入の入札を行い、リライアンス・インダストリーズはスポット市場からの購入を増やしたという。
欧州連合(EU)や米英はウクライナ戦争を巡りロシアに対し一連の制裁を課してきた。米政府は先週、ロシアの石油大手ロスネフチとルクオイルに制裁を科すと発表した。
関係者の1人は「われわれは新たな発注をまだ行っておらず、制裁対象企業とつながりのある貿易業者の一部注文をキャンセルした」と述べた。
別の関係者は「自社の購入が制裁対象企業と関連していないことを確実にする必要がある。(関連があれば)銀行に決済を仲介してもらえないためだ」と語った。
さらに別の関係者は、制裁対象ではない企業や貿易業者から購入できるかどうか見極めようとしていると述べた。





