米トランプ政権、マスク氏の「五つの成果報告メール」を正式に廃止

8月5日、トランプ米政権は連邦政府職員に対し、前週の仕事の成果を五つ報告するよう求めた取り組みを正式に廃止した。写真はイーロン・マスク氏。独グリューンハイデで2022年3月代表撮影(2025年 ロイター)
Alexandra Alper
[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米政権は5日、連邦政府職員に対し、前週の仕事の成果を五つ報告するよう求めた取り組みを正式に廃止した。米連邦人事管理局(OPM)は、成果報告メールの終了を発表。クポー局長は声明で「OPMでは管理職がチームメンバーの業務内容を把握する責任があり、そのための既存のツールも多くあると考えている」と述べ、政府の人事担当者に対して今後は成果報告メールを実施しないと伝えたと明らかにした。
マスク氏は「政府効率化省(DOGE)」を率いて予算と政府職員の削減を主導していたが、5月に退任。トランプ氏とマスク氏の関係は6月初旬に悪化しており、トランプ政権はマスク氏の不人気施策に終止符を打った形だ。 既に多くの連邦機関がメールを段階的に廃止している。