ロシア・ウクライナ「和平実現の機会」、15日の協議に期待=トルコ大統領

トルコのエルドアン大統領(右)は12日、トルコのイスタンブールで15日に予定されているロシアとウクライナの直接協議について、両国がこのところ示している動静を踏まえると、和平実現に向けた新たな機会が開かれているとの見方を示し、この機会が有効に活かされることを期待していると述べた。2月、アンカラで撮影(2025年 ロイター/Cagla Gurdogan)
[アンカラ 12日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は12日、トルコのイスタンブールで15日に予定されているロシアとウクライナの直接協議について、両国がこのところ示している動静を踏まえると、和平実現に向けた新たな機会が開かれているとの見方を示し、この機会が有効に活かされることを期待していると述べた。
同協議を巡っては、トランプ米大統領がこの日、15日の直接協議に参加する可能性を示唆。ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ大統領が参加できれば歓迎するとし、ロシアのプーチン大統領が「協議から逃げない」ことに期待を示した。
予定される直接協議に先立ち、エルドアン大統領はこの日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行い、ウクライナとロシアとの間の和平交渉の場を提供する用意があると伝えた。
ゼレンスキー氏もエルドアン氏と電話会談を行い、トルコで15日に予定されている交渉について協議したと明らかにした。「戦争終結につながる可能性がある」とし、「外交を促進するための最高レベルの準備に感謝する」と対話アプリ「テレグラム」に投稿した。