米、数週間で貿易ディール精査 USMCA再交渉検討も=トランプ氏

トランプ米大統領は6日、中国が関税合戦を終わらせるために貿易交渉を望んでいるとし、習近平国家主席と適切な時期に会談するという認識を示した。(2025年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 6日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、政権が今後2週間で貿易相手国とのディールの可能性を精査し、どれを受け入れるかを決定すると明らかにした。
トランプ大統領はカナダのカーニー首相との会談に先立ち行われた共同記者会見で、政権が多くの国と経済に関する交渉を進めており、2週間以内に結果が出ると見込んでいると述べた。
米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)については再交渉を検討する考えがあるとしつつも、必ずしも延長を目指しているわけでなく、「そもそも必要なのか疑問だ」と述べた。
カーニー首相は「これはより広範な交渉の基盤となる。いくつかの点については変更が必要となるだろう」という認識を示した。
また、中国については、トランプ大統領は「彼らは交渉を望み、会談をしたがっている」とし、「われわれは適切な時期に中国側と会談する予定だ」と述べた。