モスクワ全空港が一時閉鎖、ウクライナの攻撃で 戦勝式典目前に

ロシア当局は6日、ウクライナが2夜連続で首都モスクワにドローン(無人機)攻撃を行ったことを受け、モスクワの全空港が数時間閉鎖されたと発表した。写真は5日、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[キーウ 6日 ロイター] - ロシア当局は6日、ウクライナが2夜連続で首都モスクワにドローン(無人機)攻撃を行ったことを受け、モスクワの全空港が数時間閉鎖されたと発表した。9日に開催される対独戦勝記念日出席のため、中国の習近平国家主席が7日にモスクワに到着するとみられている。
モスクワ市のソビャニン市長はソーシャルメディアへの投稿で、少なくとも19機のドローンが「さまざまな方向から」接近してきたところを撃墜、大きな損害や負傷者は出なかったと明らかにした。
ウクライナ外務省は6日、記念式典での軍事パレードに参加しないよう各国に改めて要請。参加すれば、一部の国が表明しているロシア・ウクライナ戦争における中立的立場に反することになると説明した。
ロシアのプーチン大統領は先月28日、同戦勝記念日に合わせ5月8ー10日に72時間の停戦を実施すると表明。ウクライナのゼレンスキー氏はこの提案に対し懐疑感を示しており、停戦期間が30日間であれば受け入れる準備はできていると述べていた。