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トランプ米政権の連邦補助金凍結指示、裁判所が一時差し止め命令

2025年01月29日(水)10時43分

1月28日、米裁判所は、トランプ政権による連邦融資・補助金などの財政支援停止指示について、一部を一時的に差し止める判断を下した。写真は27日、米大統領専用機で移動中に記者団の取材に応じるトランプ氏(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)

Nate Raymond Andrew Goudsward

[ワシントン 28日 ロイター] - 米裁判所は28日、トランプ政権による連邦融資・補助金などの財政支援停止指示について、一部を一時的に差し止める判断を下した。

首都ワシントンの連邦裁判所はトランプ政権に対し、少なくとも2月3日まではすでに支給が予定されている資金を阻止しないよう命じた。

一時差し止めは「現状維持」を意図していると説明。トランプ政権による新たなプログラムへの資金凍結を阻止するものではなく、すでに終了した資金の再開を求めるものでもないとした。

裁判所は次回審理を2月3日に設定した。

複数の権利擁護団体は、行政管理予算局(OMB)局長代行が27日に発令した指示により壊滅的な打撃を受けるとして提訴。財政支援凍結指示は28日午後5時(日本時間29日午前7時)に発効する予定だった。

これとは別に、主に民主党が主導する22州とコロンビア特別区の司法長官グループが、資金凍結の差し止めを求めてロードアイランド州で訴訟を起こした。

※写真を差し替えました。

ロイター
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