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ロシアの燃料輸出、24年は約10%減 ウクライナの製油所攻撃などで

2025年01月20日(月)11時07分

 1月17日、ロシアの石油製品輸出は2024年に前年比10%近く落ち込んだ。写真は露オムスクにある石油精製所と火力発電所。2023年3月撮影(2025 ロイター/Alexey Malgavko)

[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアの石油製品輸出は2024年に前年比10%近く落ち込んだ。ウクライナによる主要製油所へのドローン(無人機)攻撃、資金調達コストの上昇、政府によるガソリン輸出禁止などの要因に加え、欧米の制裁圧力が重なり、石油製品の輸出が減少した。

24年の燃料油、軽油、ナフサ、ジェットケロシンを含むロシアの燃料の輸出総量は1億1370万トンで、前年から9.1%減少した。2人の市場関係者が輸出データを引用してロイターに語った。

バルト海のプリモルスク、ヴィソツク、サンクトペテルブルグ、ウスト・ルーガの各港を経由する石油製品輸出量は前年比9%減少した。

黒海港とアゾフ海港経由の燃料輸出は10%減少。黒海のトゥアプス港経由の輸出もドローン攻撃後を受けて製油所での精製が落ち込み、3分の1減少した。市場関係者がロイターに明らかにした。

一方、黒海のノボロシスク港経由の輸出は4%増加した。

ロシアの12月の海上石油製品輸出量は前月比10.8%増の1037万トンだった。内訳は黒海・アゾフ海港経由が417万トン、バルト海港経由が549万トン、極東港経由が63万7100トンだった。

ロイター
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