ニュース速報
ワールド

「日米首脳会談へ地ならし」と岩屋外相、トランプ氏就任式に出席表明

2025年01月12日(日)10時36分

岩屋毅外相は12日午前のNHKのテレビ番組で、20日のトランプ次期米大統領の就任式に参加することを明らかにした。国務長官に就任予定のルビオ上院議員ら新政権の要人との会談も目指し、「日米の正式な首脳会談に向けてしっかり地ならしをしていきたい」と語った。写真は2024年11月、ペルーのリマで撮影(2025年 ロイター/Angela Ponce)

[東京 12日 ロイター] - 岩屋毅外相は12日午前のNHKのテレビ番組で、20日のトランプ次期米大統領の就任式に参加することを明らかにした。国務長官に就任予定のルビオ上院議員ら新政権の要人との会談も目指し、「日米の正式な首脳会談に向けてしっかり地ならしをしていきたい」と語った。

岩屋外相はトランプ次期政権との向き合い方について、日米の経済関係強化が米国の利益になると働きかけると説明。「過去5年間で米国への投資が最も多いのは我が国。雇用を生むことにも貢献している」とした上で、今後も対米投資を継続する方針を伝えるなどし、理解を求めていく考えを示した。

バイデン大統領が中止命令を出した日本製鉄の米USスチール買収計画については、「日米同盟という大きなピクチャーを崩すことないよう、この問題に適切に対応していくことが必要だと思っている」と語った。「ウィン・ウィンの関係を作ることになる案件だったと我々は認識していた。そのことについてもしっかり説明していきたい」と述べた。

トランプ次期政権が日本に防衛費の増額を求めてきた場合の対応については、「2027年までにGDP(国内総生産)の2%を達成する目標に向けて着実に努力をしている。中身も含めて米国新政権によく説明し、理解を得ていきたい」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏インフレは当面2%程度、金利は景気次第=ポ

ビジネス

ECB、動向次第で利下げや利上げに踏み切る=オース

ビジネス

ユーロ圏の成長・インフレリスク、依然大きいが均衡=

ビジネス

アングル:日銀、追加利上げへ慎重に時機探る 為替次
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 5
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    【独占画像】撃墜リスクを引き受ける次世代ドローン…
  • 8
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 9
    中国の次世代ステルス無人機「CH-7」が初飛行。偵察…
  • 10
    中国、ネット上の「敗北主義」を排除へ ――全国キャン…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中