ニュース速報
ワールド

トランプ氏、国家安全保障担当補佐官にウォルツ氏起用=関係筋

2024年11月12日(火)12時54分

 トランプ次期米大統領は国家安全保障担当の大統領補佐官にマイク・ウォルツ下院議員(共和党、フロリダ州選出)を起用する方針だ。事情に詳しい関係者2人が11日、ロイターに語った。写真は共和党全国大会で演説するウォルツ氏。ミルウォーキーで7月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

Phil Stewart Steve Holland Idrees Ali

[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ次期米大統領は国家安全保障担当の大統領補佐官にマイク・ウォルツ下院議員(共和党、フロリダ州選出)を起用する方針だ。事情に詳しい関係者2人が11日、ロイターに語った。

ウォルツ氏は元陸軍特殊部隊(グリーンベレー)隊員で、トランプ氏に忠誠な姿勢を示してきた。アジア太平洋地域における中国の活動を非難するとともに、米国は同地域での紛争に備える必要があると訴えてきた。

国家安全保障担当の大統領補佐官の権限は強く、国家安全保障上の重要な問題についてトランプ氏に説明するほか、省庁間の調整役を担うことになる。

ウォルツ氏はラムズフェルド、ゲイツ両元国防長官指揮下の国防総省で防衛政策担当ディレクターを務め、2018年に下院議員に当選した。

ウォルツ氏は共和党の「チャイナ・タスクフォース」にも名を連ねており、米軍はインド太平洋地域で紛争が起きた場合に必要な準備が整っていないと主張してきた。

今年出版された書籍でウォルツ氏は、中国との戦争を未然に防ぐための戦略を打ち出した。台湾の軍備加速や太平洋地域における同盟国との関係強化、軍用機・軍艦の近代化などが含まれている。

ロシアが2022年にウクライナに侵攻した当初、ウォルツ氏はバイデン政権にウクライナへの武器供与を増やすよう求めたが、先月にはウクライナ支援の目的について検証し直すべきだと表明している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:米政界の私的チャット流出、トランプ氏の言

ワールド

再送-カナダはヘビー級国家、オンタリオ州首相 ブル

ワールド

北朝鮮、非核化は「夢物語」と反発 中韓首脳会談控え

ビジネス

焦点:米中貿易休戦、海外投資家の中国投資を促す効果
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 7
    必要な証拠の95%を確保していたのに...中国のスパイ…
  • 8
    海に響き渡る轟音...「5000頭のアレ」が一斉に大移動…
  • 9
    【ロシア】本当に「時代遅れの兵器」か?「冷戦の亡…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【話題の写真】自宅の天井に突如現れた「奇妙な塊」…
  • 6
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 7
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 8
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 9
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中