ニュース速報
ワールド

メキシコ新大統領、毎年2桁の最低賃金引き上げ意向表明

2024年10月04日(金)13時37分

 メキシコのシェインバウム新大統領は3日、最低賃金を来年から毎年約12%引き上げたいとの意向を示した。メキシコ市で2日撮影(2024年 ロイター/Raquel Cunha)

[メキシコ市 3日 ロイター] - メキシコのシェインバウム新大統領は3日、最低賃金を来年から毎年約12%引き上げたいとの意向を示した。

同国の最低賃金はロペスオブラドール前政権による近年の急激な引き上げを受け、現在は日給248.93ペソ(12.81ドル)となっている。今回の計画はこうした前政権の方針を引き継ぐものとなる。

統計当局のデータによると、国内労働人口の約40%は最低賃金以下の収入となっており、インフォーマル労働が依然としてまん延している。

シェインバウム氏は記者会見で、「基礎食料バスケット価格」を基にした最低賃金の指数を現在の1.6から2.5へ段階的に引き上げるとした。

また、同一労働同一賃金を憲法で保障するなど、女性の権利強化に向けた改革パッケージも発表した。

このほか、前政権で成立に至らなかった週労働時間を48時間から40時間に短縮する法案の成立を目指すとも述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国人民銀の金準備、10月も横ばい 6カ月連続購入

ビジネス

日産、生産能力と人員削減で純損益予想取り下げ 販売

ワールド

中国国家主席、トランプ氏に祝意 「正しい関係」模索

ビジネス

焦点:トランプ氏勝利でドル高継続か、為替市場に「地
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 2
    「ダンスする銀河」「宙に浮かぶ魔女の横顔」NASAが今週公開した「不気味で美しい」画像8選
  • 3
    米大統領選挙の「選挙人制度」は世界の笑い者── どうして始まりなぜ変えられないのか?
  • 4
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 5
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはど…
  • 6
    どちらが勝っても日本に「逆風」か...トランプvsハリ…
  • 7
    【読解力を高める】オーディオブックの意外な効用...…
  • 8
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 9
    アメリカを「脱出」したいアメリカ人の割合が史上最…
  • 10
    ネアンデルタール人「絶滅」の理由「2集団が互いに無…
  • 1
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 2
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 3
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄道計画が迷走中
  • 4
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後…
  • 5
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 6
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 7
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激…
  • 8
    「ダンスする銀河」「宙に浮かぶ魔女の横顔」NASAが…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    「常軌を逸している」 トランプ、選挙集会で見せた「…
  • 1
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 6
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 7
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 8
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中