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フィリピン、中国外交官の追放要求 「悪意ある情報」拡散と非難

2024年05月10日(金)18時00分

5月10日、フィリピンのアニョ国家安全保障補佐官(写真)は、在マニラ中国大使館が混乱をもたらすために「偽・誤情報、悪意ある情報」を拡散したとして、外交官の追放を求めた。写真は2023年6月、都内の首相官邸に到着するアニョ氏(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Karen Lema

[マニラ/北京 10日 ロイター] - フィリピンのアニョ国家安全保障補佐官は10日、在マニラ中国大使館が混乱をもたらすために「偽・誤情報、悪意ある情報」を拡散したとして、外交官の追放を求めた。

アニョ氏は中国外交官と比軍高官が南シナ海を巡る紛争について話し合った通話記録とされるフィリピン紙マニラ・タイムズ報道に言及した。

同紙が今週報じた記録によると、軍高官は中国が提案した「新しいモデル」に同意。フィリピンが係争中となっているセカンド・トーマス礁の部隊への補給任務で使用艦船数を減らし、任務について事前に中国に通知する内容となっている。

電話協議は1月に行われ、記録は「高位の中国当局者」から提供されたという。

ロイターは報道内容を独自に確認できていない。

一方、中国外務省の報道官は10日、外交官追放要求に反発。フィリピン側に挑発的な態度をやめ、中国の外交官が通常通り職務を遂行できるようにすることを求めた。

ロイター
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